行政の大局的な判断と庶民感覚の乖離があるコロナワクチン【1000人アンケート】

株式会社ナビット

2024.05.14 16:24

行政の大局的な判断と庶民感覚の乖離があるコロナワクチン【1000人アンケート】

新型コロナウイルスワクチン大量廃棄の概要

2024年3月末までに使いきれなかったコロナウイルスワクチンを廃棄することを明らかにしました。この件の背景には、国が国民に対して必要と考えていたワクチンの量である9億2840万回分を確保していたのですが、想定よりもワクチン接種数が伸びなかったため、有効期限が来たものを中心に廃棄することになったようです。「世界各国でワクチンの獲得競争が継続する中で、その時々のお状況を踏まえて必要なワクチンを確実に確保するための対応をおこなってきたので、購入が無駄であったとは考えていない」と述べているようです。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「新型コロナウイルスワクチン大量廃棄について」についてのアンケートを実施しました。

【調査概要】
・調査期間:2024年4月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート

 

ワクチンの廃棄に関する認知度は、約半数

【調査】
4月15日、廃棄される新型コロナウイルスワクチンが約2億4千万回分になると明らかにしたことを知っていますか?(回答数:1000人)

新型コロナウイルスワクチンが大量廃棄されることについて「知っている」と回答された人が53.3%と約半数いらっしゃいます。

 

6653億円は高額だ。

【調査】
概算で約6653億円分のワクチンが廃棄されるが、この金額についてどう思いますか?(回答数:1000人)

概算で、約6653億円分のワクチンが廃棄されることについて、どう思うかのアンケートに対して「高いと思う」と回答された人が92.8%と大部分を占めました。「妥当だと思う」と回答された人は6.6%という結果になっています。

 

約半数の人は、大量廃棄を不満に思っている

【調査】
約2億4千万回分のワクチンが破棄されることについてどう思いますか?(回答数:1000人)

2億4千万回分ものワクチンが廃棄されることについて、どう思うかというアンケートに対して「感染しないための必要経費なので、大量廃棄は仕方がないと思う」と回答された人が30.5%と全体の1/3になりました。1番多かった回答が「莫大な金額がかかっているので、大量廃棄は許されないと思う」53.0%という結果になっています。

 

約半数の人は後遺症がなかった

【調査】
ワクチンを接種したことによって後遺症が生じたことはありますか?(回答数:1000人)

ワクチン接種による後遺症の有無についてのアンケートでは半数以上の64.7%の人が「生じたことがない」と回答しています。逆に「生じたことがある」と回答された人は2.0%に留まっています。また、「ワクチンを打ったことがない」と回答された人も24.8%と一定数いらっしゃることがわかりました。

 

大部分の方は後遺症として発熱がある

【調査】
後遺症が生じた場合、どのような症状がおこりましたか?

今回のアンケートでは、上記の質問をフリー回答で実施しました。
一部回答をピックアップしてみます。

 

「腕の痛みが一年以上続いている。」

「4回共高熱を発し、その後には接種前にはなかった頭痛持ちになった。」

「咳が半年以上続いた」

 

また、下記のようにご自身ではなく、周りの方が後遺症になったという回答もありました。

 

「友人のご家族が、接種後半年くらいして下半身の痺れが出て歩行困難になりました」

「私はなかったが、子供は脱毛が半年続いた」

 

コロナワクチン大量廃棄から見えてくる日本の硬直性

COVID-19ワクチン(コロナワクチン)を国の責任で配布する際、税金が使われる以上、保管と有効期限の管理は重要な課題となります。特に、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンは、-60°Cから-80°Cの超低温で保管する必要があり、これには高額な専用冷凍庫が必要です。例えば、ファイザーワクチンは製造後約6か月の有効期限がありますが、解凍後は2°Cから8°Cで最大1か月間のみ保存可能です。
体内に投与されるものであるため、安全基準が厳格に定められており、それに伴う廃棄も避けられません。有効期限内にワクチンを無駄なく使用するためには、カナダのアルバータ州が行っているように、人が来なかった場合を考慮して多めに予約を受けることが効果的です。この取り組みにより、ワクチンの廃棄率はわずか0.3%に減少しました。また、タンザニアではリアルタイムで情報を更新するAIツールを使用し、ワクチン廃棄を96%減らすことに成功しています。インドネシアでは、有効期限が迫ったワクチンの使用を優先するよう指示が出されており、期限の延長を図る試みも行われています。
日本においても、四角四面のルールに囚われることなく、柔軟な運用を行うことが、ワクチン廃棄問題だけでなく、さまざまな税金の運用にも必要なスタンスと言えるでしょう。

 

「1000人アンケート」とは

「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。

 

1000人アンケートの特長

1.アシスト機能を使って設問を自分で編集


2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答


3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)


4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能

 

1000人アンケート価格表

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

 

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種類
調査レポート

カテゴリ
美容・健康