イベントも多く人との関わりが増える秋。PMSと人間関係に関する調査レポート

pluskampo株式会社

2022.10.03 14:00

約7割がPMSの影響により“自分が嫌になったことがある”と回答/PMSにより人間関係悪化の深刻な影響がでている人は約2割/まわりに理解してもらいたい「期待」と、わかってもらえない「イライラ」で大多数が“自己嫌悪”に陥っていることが判明

pluskampo株式会社(所在地:東京千代田区、代表取締役薬剤師:笹森 有起)が展開する、オンライン問診 漢方サービス「+kampo(プラス漢方)」は、新学期や異動の時期、学校行事のイベントなども多く、春と同様に人との関わりが増える秋に、「PMSと人間関係」をテーマに20代~40代の女性を対象に、2022年9月5日~6日で00名を対象にネットアンケートによる実態調査を実施しました。

<調査結果>

  • 20代~40代のおよそ半数の女性がPMSに悩まされている現実
    Q1の「PMSの自覚症状はありますか?」という問いに対し、約半数の女性が自覚があると回答しました。

Q1:PMSの自覚症状はありますか?

 

  • PMSで起きる精神的症状は「ちょっとしたことにイライラする」がNo.1
    Q2では、PMSの精神的症状による状態を質問しました。
    Q1で「PMSの自覚症状がある」と回答した方の中で、一番多い症状としては、「ちょっとしたことにイライラする」が約3割を占め、その次に「気分の浮き沈みが激しくなる」「ネガティブなことばかり考えてしまう」「理由なく落ち込む」が続きました。

Q2:PMSの精神的症状によって、以下のような状態になることはありますか?
※Q1でPMSの自覚症状があると回答した方のみ対象/複数回答

 

  • PMSの精神的症状による影響は圧倒的に「自分が嫌になった」、人間関係への影響も約2割発生。
    PMSは人との関係だけでなく、自分の心のバランスにも影響を与える!?

また、Q1で「PMSの自覚症状がある」と回答した方の中で、Q3で精神的な症状により起こる人間関係の影響について質問したところ、約77%もの人が「自分が嫌になった」と回答。コントロールできない自分の症状によって、さらに精神的ダメージを受けるという2重苦につながっていることが分かりました。

そして実際に人間関係に影響が出た人は19%おり、内訳として「その他」を除き「同僚との関係が悪くなった」「職場での評価が下がった」「友達を失った」「パートナーと破局・離婚した」の順に多い結果となりました。

PMSの状態において普段とは違う精神状態を引き起こしており、深い自己嫌悪に陥る人が想像以上に多く、また、まわりの人間関係に対しても影響が少なからず2割ほど出ているということが見て取れます。

Q3:Q2によってどのような影響がありましたか?
※Q1でPMSの自覚症状があると回答した方のみ対象/複数回答

 

  • PMSを改善する対策はしている?1位は・・・

Q1で「PMSの自覚症状がある」と回答した方の中で、Q4では「PMSを改善するためにどのような対策を取っていますか?」を質問。
約1/3はPMSに対して「何もしていない」が、2/3は「規則正しい生活」、「定期的な運動」、、など何かしらの対策をとっていることがみてとれます。また傾向として、「PMSの自覚症状がある」4割の人は、規則正しい生活を心がけていることがわかりました。

Q4:PMSを改善するためにどのような対策を取っていますか?
※Q1でPMSの自覚症状があると回答した方のみ対象/複数回答

また、同様の「PMSを改善するためにどのような対策を取っていますか?」をPMSの自覚症状の有無含むデータで年齢別で見ると、20代は医療機関受診が圧倒的に少なく、自分で購入できるサプリメントや市販薬を飲む割合が高く、30代は医療機関を受診しピルを服用している人が多い傾向。40代は漢方薬の利用が多い傾向が現れ、年代別での好む対処法の違いの変化が見てとれました。

Q4:PMSを改善するためにどのような対策を取っていますか?
※PMSの自覚症状の有無含む複数回答/年代別

<新見先生からコメント>
PMSのメカニズムは原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。しかし実際は、ストレスなどの影響も受けるため、内因的な女性ホルモンの変動だけが原因ではなく、多くの要因から起こるともいわれています。そのため、運動をする、ストレスを解消するなどの生活習慣を改善する努力も必要です。

もちろん生活習慣の他に、サプリや薬に頼るのもOKです。大事なことは自分のよいものを選ぶことが大切です。対策に漢方薬を求める方も多いですが、人によって有効な対策方法が違う場合がありますので色々な方法を試すことをおすすめします。中でも特に漢方薬は専門的な要素が多いため、症状に個人差が大きいPMSは専門家と相談しながら試すことがおすすめです。

またピルの服用がPMSの症状改善に有効なことがありますが、深部静脈血栓症や肺塞栓症の副作用の可能性が0ではないので、ピルの使用はリスク(副作用)とベネフィット(効果)を考慮した上で服用されることをおすすめします。

 

  • 対策して症状は改善したかというと・・

Q1で「PMSの自覚症状がある」と回答した方の中で、Q5では対策をして症状は改善されたかをお伺いしました。対策を行った人の中で多かったのは「改善しなかった」、「一時的に改善した」が大部分を占め、根本的に改善した人は17%に留まりました。

Q5:Q4の対策で症状は改善しましたか?
※Q1でPMSの自覚症状があると回答した方のみ対象

PMSのような女性ホルモンの変動によって起きる症状は、起きたときに対症療法として一時的に薬を飲んで解消するのは難しく、長期的な視点が必要です。
新見先生にも、改善についてのご意見をお伺いしました。

<新見先生からコメント>
「短期的にゆらぎを整えられる体づくりをするのは難しく、日々の努力が大事です。規則的な生活(定期的な運動、バランスの良い食事、適切な栄養管理)や、食事と薬の中間に位置する漢方薬を飲むことも有効です。これらを行うと、ホルモンバランスの変動に耐えられる(フェムレジが強くなる)体づくりに繋がります。」
漢方薬によるPMS症状の改善も、長期的な取り組みによる根本的な体質改善になります。漢方薬の服用中も、体の声を聞きながら最適な方法を続けることが大切です。

 

<調査概要>
調査概要:PMSと人間関係に関する調査
調査方法:WEB定量アンケート(クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査)
調査期間:2022年9月5日~2022年9月6日
調査人数:400名

 

  • 漢方医でもありウィメンズクリニックでの診察も行う新見先生がPMSを感じにくい体つくりをアドバイス

Q、PMSの症状はなぜ人によって差があるのでしょうか?
女性ホルモンの変動に対するレジリエンスが高いか低いかがポイントになります。
レジリエンスは、復活力や再現力などさまざまな訳され方がありますが、何かストレスが起こってもサラッとかわすことや、少し萎えたとしてもまた戻る能力ですね。しなやかさというイメージかもしれません。

PMSの症状自体は、エストロゲンとプロゲステロンの変動によりますが、その変動に対する反応も個人差が大きく症状が出る人・出ない人がいます。つまりホルモンの変動と症状の強さには相関がないのです。

大事なことはこれをすれば全員に正解という方法はなく、ホルモンの変動に耐えられるように心と身体を鍛えることが大切です。個人差があるので色々試すのがおすすめです。

Q、どういったタイプが不調を感じやすいのでしょうか。
レジリエンスが低い人が不調を感じやすいです。
女性ホルモンの変動が起こったときに、レジリエンスが高ければ上手く対応できるんです。
ぼくはそれを、フィーメール(Female)のレジリエンス(resilience)ということで「フェムレジ」と呼んでいます。フェムレジを高めれば、女性ホルモンの変動による症状はクリアできます。

Q、フェムレジを高めるにはどうすれば良いでしょうか?
ヨガや運動、薬、漢方薬、サプリなど、どんなものでもいいんです。
ただし、誰にでも効くという決定的なものはありません。
人によって症状が異なるように、ヨガが合う人もいれば、漢方薬が合う人もいます。
人それぞれ合うものは異なりますが、その中でも、「複数の症状」に対応するためには、漢方薬もおすすめです。漢方薬はさまざまなものに対応する多成分系の生薬から構成されているため、医師の視点から見ても良いと思います。

  • アドバイザリー医師  オックスフォード大学医学博士  新見正則 先生

1985年 慶應義塾大学医学部卒業。98年 英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2008年より帝京大学医学部博士課程指導教授。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は乳がん患者に対するセカンドオピニオンを中心に、漢方、肥満、運動、更年期など女性の悩みに幅広く寄り添う自由診療のクリニックで診察を続ける。がん治療に於いては、明確な抗がんエビデンスを有する生薬、フアイアの普及も行う。
「漢方jp(https://kampo.jp/)」主宰。新見正則医院(https://niimimasanori.com/)院長。
著書に、『西洋医がすすめる漢方』『仕事に効く! モダン・カンポウ』『患者必読 医者の僕がやっとわかったこと』『イグノーベル的バランス思考 極・健康力』など多数。

 

  • 「+kampo」の『漢方薬×PMS』サービスについて

PMS症状の改善に漢方薬は有効です。ホルモン剤に比べて重篤な副作用はほとんどありません。しかし、服用していく順番も大事であったり、上手に使うことが難しいところがあります。
「+kampo」では、薬剤師による漢方のオンライン問診を行っています。漢方薬によって女性ホルモンの変動に耐えられる体質改善を行いながら、PMSに関するご相談やライフスタイルのアドバイスによってサポートしております。
サービスURL:https://www.pluskampo.jp/products/14
Instagram:
https://www.instagram.com/fem_plus_k/

<漢方薬はパーソナルなお薬>
同じ症状でも、人によって合う漢方薬は異なります。最適な漢方薬を見つけるには、実際に服用して効果を確認してゆく必要があり、専門家と密に体調の変化を連携することが、最適な漢方薬を見つける最短距離です。

  • +kampo(プラス漢方)について

「+kampo」は、お客様の健康のお悩みに寄り添いながら、漢方薬を通じて健康課題を解決するパーソナルオンラインサービスです。自然界に存在する原料から生まれ、症状が起こらない体へと根本的に体質を改善する漢方薬は、相性が合うと一種類で複数の症状に効果を発揮しますが、相性の合うものを見つけるのが難しいというのも事実です。そのため、ベストな漢方薬を見つけていくには、体の反応を確認しながら漢方薬を調整していくことがとても重要となります。

+kampoでは、服用中のLINE相談に加え、長期的に服用いただくお客さまには毎週の簡単な健康チェックなどによってコミュニケーションを取りながらベストな漢方薬を見つけ、健康課題を解決していきます。また、漢方薬以外の健康についてのちょっとした不安や疑問も質問可能。インターネット上に溢れる情報の中から信頼できる情報を探すのが難しい現代において、薬剤師の専門知識によるアドバイスを気軽に受けられます。

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美容・健康