TPCマーケティングリサーチ株式会社、世界の抗体医薬品市場について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、世界の抗体医薬品市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
2022年度の抗体医薬品市場は前年度比32.3%増の28兆6,182億円となった。主な成長要因としては、同市場でそれぞれ4割近くを占める、癌領域および免疫・炎症領域の大型製品の売上拡大が続いていることが大きい。
具体的には、癌領域の「Keytruda」「Opdivo」「Darzalex」、免疫・炎症領域の「Humira」「Stelara」「Dupixent」といった製品であり、これらはいずれも円ベースで10兆円を超える売上になった。
地域別では、日本・米国・欧州のいずれも増加推移しており、それぞれ現地通貨ベースで2桁増と成長。米国と欧州では、ともに癌領域・免疫・炎症領域の上位製品の伸長により市場が拡大したが、日本では新型コロナウイルス感染症薬「ロナプリーブ」の大幅な伸長が主な拡大要因となっている。なお、欧州では、日本・米国に比べて、バイオシミラー比率が高く、日本・米国が数%であるのに対し、欧州では2割を占める。
企業別では、Rocheが引き続きトップシェアを守り、全体の17.5%を占める。同社は、癌領域が売上の半分を占めるが、それ以外にも精神神経領域や免疫・炎症領域、呼吸器領域等の多様な領域の製品を有し、大型製品も数多く保有している。また、抗体薬物複合体(ADC)や二重特異性抗体(バイスペシフィック抗体)のシェアも高く、これらを含めた次世代抗体医薬品の今後の開発動向にも注目される。
なお、抗体薬物複合体(ADC)と二重特異性抗体(バイスペシフィック抗体)のシェアは、2022年度で前者が3.3%、後者が2.4%とそれぞれ小さい。ただし、既存製品が今後成長要因となること、各社でこれらの開発・提携が活発に行われていることから、2030年度予測ではいずれも9.4%まで、シェアが拡大するとみられる。
当資料では、日本・米国・欧州を中心とした抗体医薬品市場について、海外企業・日本企業の14社を徹底調査。各社の商品展開、開発状況、買収・提携状況、販売状況の4つの項目から分析するとともに、各社の今後の戦略についてレポートしている。
<資料名>
2024年 世界の抗体医薬品市場
―ADC・バイスペシフィック抗体の市場動向を探る―
https://www.tpc-osaka.com/c/medical_pharm/mr310240626
発刊日:2024年3月28日 頒価:108,900円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com
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