「元保育士→IT企業の当社に50代で転職し、ホイクタスを手掛ける石井大輔」

50歳を超えてからリスキリングを始め、転職した理由を「ホイクタス」事業開発責任者の石井にインタビューして頂けます。

その他、保育士不足や保育士による不適切保育など、保育の現状全般についてインタビューすることが可能です。

【元保育士の51歳男性がIT企業に転職、原体験がサービスのきっかけに】　

　株式会社dottには、元保育士から異業種である当社に51歳で転職した社員がいます。保育士向けメディア「ホイクタスの」事業開発責任者を務める石井大輔です。

　石井は長年の保育士経験の中で、「昼寝の時間に寝てくれない子どもへの対応」に頭を抱えていました。園の保育士たちは全員お手上げ状態で、外を散歩中の別の保育園の先生に声をかけて助けを求めることもありました。そのような経験から、違う園の保育士同士で日々の悩みを解決し、意見を共有できる仕組みを作れば、課題解決しやすいのではないかと思い、2019年12月に当社に転職をしました。

　入社してからは、未経験であったSkackやオンライン会議などビジネスツールの使い方を始め、保育園時代にはなかった「目的意識」を持ちながら行動するなど会社員と保育士の意識の違いから学び直しをしました。慣れない環境の中ではありましたが、石井が主体となり保育現場の声を拾い上げ、サイトを構築する他のメンバーとの連携取っています。また、石井は、当社に転職してからも「保育現場を離れない」ことを大切にしており、隙間時間で保育園のアルバイトや、保育士1,000人と繋がる取り組みをするなど元保育士としての経験がホイクタスにも活かされています。石井が手掛けたホイクタスは、2024年3月現在、保育士を中心に利用が広がり、利用者は800人を突破しました。

　石井からは「自分が保育士時代に抱えていた悩みを、ホイクタスを使うことで違う園の保育士とも繋がり持ち、視野を広がられるきっかけになる世界にしていきたいです」と話しています。

【2024年度から政府はリスキリング支援拡大】

　人生100年時代、中高年やシニア世代のリスキリング（学び直し）に注目が集まっています。厚生労働省は、2024年度から中小企業に対し、リスキリング支援拡充することを発表しました。企業が従業員に学び直しをさせる際の人件費の補助を、大企業より中小企業を単価と上限時間を3割ほど高く設定し、1時間単位で支給する予定です。また、総務省によると、2012年時点で45～54歳の中高年世代の転職者数は40万人でしたが、2022年には54万人に増加しています(※1)。

※1：総務省 労働力調査（詳細集計）2022年（令和4年）平均結果

【保育士同士で悩みをシェア&解決するコミュニティー、異業種交流も】

　保育士向けメディア「ホイクタス」は保育士を始め、保育現場での様々な悩みを相談し、解決が出来るとして人気を集めています。ホイクタスは、悩みの共有を目的とする掲示板サイトから一歩進んだ、保育士同士で悩みの解決策を考えるサイトです。保育士だけでなく、子どもに関わる異業種の人らも登録しており、幅広く交流することが出来ます。

　悩みを投稿すると、他の保育士が具体的な解決策やアドバイスを返信します。さらには、その返信に対して実践した報告や、意見交換が出来ます。一般的な掲示板との違いは、真偽の確認が必要な投稿について、保育士資格を持つ人や専門的な知識を持った人が確認した上で公開される点です。利用した保育士からは、「SNSの場合は誰が書き込んでいるか分からないが、ホイクタスは働いている人の声で信用出来る」との声も上がっています。

石井が手掛けた保育士向けメディア「ホイクタス」

ホイクタスで悩みを投稿し(左)、対応方法が書き込まれている様子(右)

ホイクタス サービスサイト：https://hoikutasu.com/

dott サービスサイト：https://thedott.io/

【会社概要】

会社名　：株式会社dott

代表　　：代表取締役　浅井 渉

本社　　：〒110-0015　東京都台東区東上野6-20-3 長谷川ビル2階

事業内容：保育士向けメディア〈ホイクタス〉運営

URL　　 ：https://thedott.io/