岐阜県内で発見された チュウゴクオオサンショウウオとの交雑個体を展示
岐阜のオオサンショウウオが大ピンチ!
世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」(岐阜県各務原市 館長:池谷幸樹)では、岐阜県内で発見されたチュウゴクオオサンショウウオの遺伝子を持つオオサンショウウオを展示しました。
2023年8月、岐阜県下呂市の菅田川で捕獲されたオオサンショウウオの中に、外来種のチュウゴクオオサンショウウオの遺伝子を持った個体がいることが判明しました。その後も同様の個体が発見されており、在来のオオサンショウウオの生息を脅かす可能性があります。
チュウゴクオオサンショウウオとの交雑個体は、これまでに国内7府県で発見されていました。岐阜県で発見された個体の遺伝子鑑定の結果によると、その親がすでに交雑個体であることから、人為的に交雑個体が持ち込まれた可能性が高いと考えられます。
オオサンショウウオは国の特別天然記念物で、岐阜県内の河川に数多く生息しています。
このままでは、純粋な岐阜県のオオサンショウウオは絶滅し、チュウゴクオオサンショウウオの遺伝子をもったオオサンショウウオに置き換わってしまうかもしれません。
岐阜のオオサンショウウオがおかれている状況を皆様に知っていいただくために、このたび展示いたしました。
【期間】 2024年1月17日(火)~3月10日(日)
【料金】 無料でご覧いただけます。
【場所】 館内1 階 エントランス
【展示】 チュウゴクオオサンショウウオの遺伝子をもつオオサンショウウオ(2 匹)
全長:約70~100㎝
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