何物でもない主婦が家族の未来のために始めた投資のHOW TOがここに。Amazonベストセラー1位を獲得した主婦向け投資本の出版ストーリー。
株式会社mamaneは、2023年5月に「はじめ時はいつも今 主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」を発売いたしました。ごく普通の主婦である私がお金の書籍を出版した背景には「家族・こどものことを考え、日々頑張っている女性のための投資の本をつくりたい」という強い思いが存在しています。試行錯誤しながら書籍をつくりあげた1年半のストーリーをまとめました。
「金融業界未経験」の普通の主婦が、お金の本の出版を決めた理由
私は2022年の2月ごろに、一度目の書籍のお話をいただきました。
しかし当時の私は金融業界で働いたことが一度もなく、学校などで金融経済を特別学んだわけでもない、手探りで投資と家計管理をしてきてやっと資産を増やし始められたごく普通の主婦。
この状況下で「自分が書籍出版なんて恐れ多い…」「世の中にはたくさん投資の本があるし、今私が本を出す意味があるのか?」という理由で、悩みに悩んだ結果お断りをさせていただきました。
しかし程なくして二度目の打診をいただき、悩んでいる中でふらっと寄った書店で目に入った投資の本たち。そこで小さな違和感を覚えました。どれもなんとなく男性向けな雰囲気だったり、専門的知識がないと理解できないものが多い気がする…。
「あれ?主婦やママ向けの投資の本ってどこにあるんだろう?」
この違和感は的中。いくつかの書店を探してまわっても、主婦・ママ向けの投資の本を見つけることはできませんでした。
この時、気づいたんです。
“ 家族・こどものことを考え、日々試行錯誤しながら頑張っている女性のための本ってないのかな? “
もしかしたら、もしかしたらだけど…『ごく普通の主婦である私が、家計管理と投資で成功できた体験談』をベースにした書籍を出すことで、今この世の中でお金の悩みを抱えている誰かの助けになれるかもしれない。
お金に悩んでいる、たくさんの主婦・ママの助けになりたい。そう思ったんです。
そこでInstagramのフォロワーさんや周りにいる様々な方に相談をし、お話を聞き、慎重に慎重に考えを重ねた結果…
「私にしか伝えられないことがきっとあるはず。」こう思って本の出版を決意し、覚悟を決めました。
書籍として世の中に出るということは、私の事を知らない人にも私の想いを伝えられます。これまで私が発信を続けてきたInstagram、voicy、YouTubeなどは、あくまで「そのSNSだけ」の狭い世界の中のもの。
しかしこの広い世の中、まだ出会えていないお金の不安を抱えている主婦もきっといるはず。その方達に私の情報を伝える手段の一つが「本」だと思ったんです。
もちろんたくさんの不安や葛藤はありましたし、金融業界で働いたこともない私が本なんて…という気持ちも正直かなり大きかったです。
でも、こんな私が知識ゼロから家計管理と投資を始め、実際に資産を増やせているのは事実。「何者でもない。主婦の私ができたこと」をたくさんの方に伝えたい!
これが、書籍を出版することを決意した理由です。
”家計管理と投資”主婦だからこその着眼点
冒頭でもお話ししましたが、投資や金融の話って難しいし、なんとなく「知識がある男性」しか理解できないイメージ…。このような固定概念を持っている方って、本当に多かったと思うんです。実際私もこの書籍を出版するまでは少なからずこの考えを持っていました。
・主婦はパートをして家計を支え、家計管理をして節約をするのが役目
・主婦が投資なんて危険
・投資は専門家がやるもの
振り返ってみると、ほんの数年前までこんな風潮さえあったと感じています。
しかし最近は違います。家計管理や節約だけではどうにもならないインフレの波が押し寄せているのをみんな日々体感していて、それに危機感を覚えている。だから、自衛のために情報を探す。
でも、なかなか自分に合う情報が見つからない。その理由は、
・金融、投資の知識がある方は男性が多く、「家計管理」の部分が分からない
・家計管理の知識がある主婦は、経験がないため「金融、投資」の部分が分からない
これまでこの領域の情報が少なかったのは、そもそも “ 家計管理と投資を合わせて考えられる人 “ が少なかったのが原因だったのかな、と感じています。
自分が100%納得いく書籍を作りたい。担当さんと何度も衝突
実は今だから言えますが、書籍を作るにあたって担当さんと衝突したこともありました。書籍を世に出すからには、自分が100%納得のいく内容にしたい。
表紙のフォントや大きさ、雰囲気、ページごとの動線、内容、掲載する画像や素材…。
1年近く何度もやりとりと擦り合わせを重ねる中で「こんなに細部までこだわる著者さんは珍しい」と言われたこともありました。
それでも絶対に妥協したくない。息子を寝かしつけてから夜中の2時、3時まで、時には空が明るくなる頃まで作業に没頭する日が数ヶ月続きました。
「投資」だけだとどうしてもハードルが高くなってしまいがちなので、まずは無理なく「家計管理」から。投資と家計管理をどちらも学べるようにして、尚且つ読者さんが細かくステップアップしていける構成を採用しました。
投資の部分では少しでもリアリティを感じてもらえるように、実際の我が家の損益などを包み隠さず掲載しています。
最終的には
・家計管理、経済圏
・ふるさと納税、NISA
・個別株投資、iDeCo
それぞれの知識を盛り込みつつ、一般的な投資の教科書ではなく「主婦の視点を交えた内容」になるように推敲を重ね、現在出版している内容を完成させることができました。
予約開始当日。悩みを抱えている主婦層は、想像以上に多かった
書籍の発売日の約2ヶ月前、2月17日。ネット上で先行予約を開始したのですが、なんと数時間後に「Amazonベストセラー1位を獲得しました!」という連絡が。
私の情報を必要としてくれている主婦・ママたちがたくさんいるんだ。書籍を出版するという私の選択は間違っていなかったのかもしれない。と思えた出来事です。
・こんな本が読みたかった
・お金、ましてや投資のことなんか誰にも相談できなくて途方に暮れていた
読者さんからこのような声を続々といただくとともに、ネットだけでなく実店舗でも書籍がランクインすることが増え「私が思っている以上に、世間にはお金の悩みを抱えている主婦層が多いんだ」と言うことを改めて実感させられました。
不安を不安のままにしない。これからの投資に正しい知識を。
” お金に関する不安 ” ってみんなあると思うんです。
老後2,000万円足りないと聞いていたのに、いつの間にか「老後3,000万円問題」とも言われている現状。税金が上がる、社会保険料も上がる、モノの値段も上がる。でも、お給料はなかなか上がらない…。こんな今の世の中で、教育費や老後の資金を貯めていけるだろうか?
特に主婦だと、仕事や家事、育児で精一杯でお金のことまで手が回らない。「何かしないと…」というのが頭で分かっていても、何から始めれば良いか分からない。
普通に生きているだけなのに、お金に縛られすぎて漠然とした不安を感じる人が多い時代。
しかし私は将来に対して「不安」ではなく「楽しみ」という気持ちを持っています。これは全て、私が取り組んできた資産運用のおかげ。私の人生を大きく変えてくれたのは、紛れもなく『投資』です。
投資を始めたからこそお金が働いてくれることも知れて、世の中の見え方も変わって、将来に対する不安もなくなりました。大げさかもしれないけど…無機質に見えていた世の中が、投資を始めたことでカラフルに色がつき、「面白い」って思えるようになったんです。
私はお金の勉強を始めるまで、世の中になんとなく流され、日々なんとなく生きてきました。おそらく過去の私のように「漠然とした不安はあるけどなんとなくやり過ごしている」という方は多いはず。
しかしこれからの未来…今までと同じような「なんとなく」が通用しなくなりそうです。自分の身を守るため、お金や投資の知識が必要になる時代が間違いなくやってきます。
貯金だけをしてきた人と、家計管理・投資で資産形成をしてきた人。両者を比べると、将来はかりしれないくらいの差が生まれるかもしれません。
そしてこれは自分だけの問題ではなく、こどもにも関係してくると思っています。
こどもは親の背中を見て育つ。
親が資産運用をしているか・正しいお金の知識を持っているかどうかで、将来のこどものお金に対する価値観も変わるはずです。つまりお金の知識をつけることは、家族を守るという視点でも想像以上に大きな価値となるはずです。
そして…
「お金に対する不安を持っている人が、1人でも少なくなりますように。」
不安なことがあったとしても、この本があれば安心する。お守りみたいな存在だと思って欲しい。これが、私が書籍に込めた想いです。
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