日産・自動車大学校が制作したカスタマイズカーを 大阪オートメッセに出展

学校法人 日産学園

2024.02.05 16:58

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、5日、日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作した3台のカスタマイズカーを、大阪オートメッセ2024に出展すると発表しました。

自動車ショーに初出展となる「KOTO」は、自動車大学校の学生自身がターゲットカスタマーとなり、「自分たちが乗りたい車」をテーマに制作した車両です。
また、「ELGRAND GLASSIER」と「SETO」は、2024年1月12日から14日に東京オートサロンに出展し、そのクオリティの高さは来場者をはじめ多数のメディアからご好評を頂きました。

日産・自動車大学校は、全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)あり、5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程をもつ自動車整備専門学校です。車体系の課程を有す京都校の学生たちが授業の集大成として制作した出展車両の概要は以下の通りです。

【出展車両】
◆『KOTO』 日産京都自動車大学校
自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月


車両コンセプトは、「学生の感性がとらえた京都のWABISABI」です。京都の由緒ある建築物から着想を得てデザインされました。
フロントグリルは、1300年の歴史を持つ伏見稲荷大社が誇る、圧巻の千本鳥居をイメージしています。サイドオーバーフェンダーは東寺の五重塔の屋根の優美なアーチをモチーフに制作しました。
ベースとなる車両は2012年まで販売されていた軽自動車の「KIX」です。コンパクトなボディと高い走破性を持つ「KIX」は、狭い道やアップダウンが多い京都にぴったりのモデルです。古都・京都の名所をキビキビと走れるように、トランスミッションをATからMTに改造し、学生の理想とするクルマに仕上げました。

インテリアは神社仏閣を想起させる高貴な赤と紫の革張りを施すとともに、ドアスピーカー部分を障子の格子にみたて、京都らしい模様をあしらいました。

ボディカラーは、晴天の空をイメージした明るい白をベースに、差し色として太陽を表現する赤を用い、晴れた京都の街並みを爽快に走り抜けるような活発なイメージに仕上げました。

◆『ELGRAND GLASSIER』 日産京都自動車大学校 
自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月 
東京オートサロン2024出展

車両コンセプトは、「紡ぐ」で、両親と二人の兄弟と祖父母、仲の良い6人家族にお乗り頂くことをイメージして制作しました。家族全員でキャンプを楽しみ、笑顔が絶えないクルマをいうことを目指すとともに、アウトドアを満喫しながら家族の絆を深めて欲しいという願いを込めています。また、災害時に悪路を走行することを想定し、車高はベース車両のエルグランド(E52)から4cmアップし、ルーフには大型テントも設置し、万が一の時にも大切な家族を守ります。
フロントは、オフロード感を出すためにエクストレイル(T33)のフェイスを採用、リアは学生らしい「今ドキ感」を感じさせる一直線のテールランプをあしらい、スタイリッシュな印象に仕上げました。
ボディカラーは、夜明けをイメージして学生がオリジナルで調色。夜から朝にかけて広がる幻想的なグリーンをベースに、朝焼けの雲に照らされるオレンジを差し色としてリップスポイラーやサイドステップ、インテリアに施しました。


◆『SETO』 日産京都自動車大学校
自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6か月 
東京オートサロン2024出展

「過去と現在の架け橋」をコンセプトに、前述の仲の良い6人家族の姉(22歳)がお洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージし、ユニークで可愛いパイクカーに仕上げました。
エクステリアはベース車両のキューブ(Z12)に、ブルーバード(410)のフロントフェイスとテールランプをあしらいました。異なるクルマのフェンダーとボンネットを自然な形でつなぎあわせるべく、溶接・パテ造形の調整を何度も繰り返し、見事に調和させています。ヘッドライトはそのコンセプトから「現在」感を意識し、ハロゲンではなくLEDを取り付けました。姉が友達と自由気ままな旅行に行くシーンを想定し天井にバケットを装着。
ボディカラーは、学生が考案した淡い紺色で、姉が友人とナイトライフを楽しむべく、夕方の青から漆黒の夜にむけて出かけるシーンを表現したカラーにしました。









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