株式会社リーピーは、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の契約を締結いたしました。
岐阜信用金庫と、持続可能な社会の実現に向けたサステナブルファイナンスの取り組み
株式会社リーピー(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:川口聡、以下:当社)は2024年1月31日(水)に、岐阜信用金庫(本社:岐阜県岐阜市、理事長:好岡政宏)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(以下:PIF)の契約を締結いたしました。当社として初のPIFでの資金調達となり、岐阜信用金庫の2024年PIF第一号案件です。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」は、企業活動が環境・社会・経済にもたらすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、サステナビリティ経営の実現に向けた活動を継続的に支援することを目的とした融資です。今回の評価に際しては、岐阜信用金庫が国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)(※)の提唱するポジティブ・インパクト金融原則にもとづきインパクト評価を行い、その適合性について外部評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)から第三者意見を取得しています。
当社は、企業ビジョン『地方の未来をおもしろくする』のもと、「地方中小企業の成長支援」「環境問題」「多様な働き方・雇用の実現」など、経済、気候、雇用などの社会課題解決に取り組んでいます。この度、このようなSDGsに関する取り組みを分析・評価いただき、岐阜信用金庫よりご支援いただけることとなりました。
今後もさまざまな視点で、地方創生に寄与するという創業来の企業姿勢に基づき、地方企業の発展をはじめとする地域の課題解決の実現に貢献してまいります。
○格付投資情報センター(R&I) ESG評価本部の発表より
岐阜信用金庫のポジティブインパクトに関する評価は、当社の事業内容や活動地域に対する深いヒアリングとバリューチェーン分析を通じて、SDGsに対応する特定のインパクトカテゴリを明確にし、これらのインパクトニーズを持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)のSDGダッシュボードを用いて確認したことを示していると分析されました。さらに、岐阜信用金庫はこれらのインパクトを実現可能にするためにKPIを設定し、そのポジティブインパクトがSDGs達成に寄与するものであり、同時に岐阜信用金庫の重点課題(マテリアリティ)とも一致していることを確認しました。この評価は、岐阜信用金庫が持続可能な開発目標に対して積極的かつ戦略的に取り組んでいることも示されました。
※…国連の補助機関である国連環境計画(UNEP)と金融機関の自主的な協定に基づく組織
○契約内容
・実行日:2024年1月31日
・融資金額:1億円
○設定したKPI
■デザインとデジタルの領域から中小企業の成長を支援する伴走型支援への取り組み
【インパクトの種類】 経済的側面においてポジティブインパクトを拡大
【インパクトカテゴリ】 「包括的で健全な経済」
【関連する SDGs】(9)産業と技術革新の基盤を作ろう(11)住み続けられるまちづくりを
【内容・対応方針】
・Web サイト制作関連事業、ブランディング支援事業を中核としながら複合的なサービス提案を通じた提供サービスの付加価値向上への取り組み
・地方自治体や多地域同業他社との連携体制のもとでの提供サービスの拡大
【目標と KPI】
・2030 年 9 月期までに、売上 10 億円を達成する
・2030 年 9 月期までに、Web サイト制作・運用支援事業、ブランディング支援事業の売上 6 億円を達成する
・2030 年 9 月期までに、ハイクラス人材採用事業の売上 1 億円を達成する
・2030 年 9 月期までに、地方自治体連携事業の売上 3 億円を達成する
■CO2排出削減への取り組み
【インパクトの種類】環境的側面においてネガティブインパクトを緩和
【インパクトカテゴリ】「気候」
【関連する SDGs】(13)気候変動に具体的な対策を
【内容・対応方針】
・中小企業向け SBT・再エネ 100%目標設定に基づく環境配慮活動の推進、継続的な改善活動の実施
・G-クレジットの利用によるレンタルサーバー環境の CO2フリー化の実施
【目標と KPI】
・2030 年 9 月期までに、事業活動に伴う CO2排出量を 2018 年比で 50.4%削減する
・2030 年 9 月期まで継続的に、レンタルサーバーにおける G-クレジットの利用を促進する
■多様な人材が働ける環境の整備
【インパクトの種類】社会的側面においてポジティブインパクトを拡大
【インパクトカテゴリ】「雇用」
【関連する SDGs】(8)働きがいも経済成長も(10)人や国の不平等をなくそう
【内容・対応方針】・多様な人材が働き続けられる環境の継続的な整備、改善の実施
【目標と KPI】
・2030 年 9 月期までに、事業規模拡大に伴い従業員規模 100 名を達成する
・2030 年 9 月期までに、通常の勤務が困難な従業員(障害者、子育てや介護の対応が必要な家庭)の短時間雇用を 10名新規採用する
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」とは、企業活動が環境、社会、経済に与える影響を総合的に分析・評価し、資金提供を行うファイナンス手法です。このアプローチは、資金調達者が生み出すポジティブな影響を増やし、ネガティブな影響を減らすことを支援することを目的としています。具体的には、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に寄与する企業活動を、金融機関が審査・評価することで促進します。このプロセスでは、企業活動によるポジティブなインパクトを特定し、評価した上で融資等を実行し、その後の活動をモニタリングします。このようにして、PIFは持続可能な社会の実現に貢献することを狙っています。
■『地方の未来をおもしろくする』をビジョンに掲げるデザイン会社「リーピー」について
当社は、全国の地方企業が抱える「売上」や「採用」の課題解決を支援しています。マーケティング専任者や採用専任者、DX人材の不足といった課題に対し、アウトソーシングを通じた長期的なサポートを提供。ブランディング策定支援やWebサイト制作、Webマーケティングによる集客支援に加え、コンサルティング型のDX推進と工数管理のためのSaaS提供による生産性向上、人材紹介事業やRPO事業を通じた人手不足の解消など、幅広いサービスで地方企業の成長に貢献しています。また、クラウドファンディング型ふるさと納税「ぎふちょく」を立ち上げ、地域活性化や地方創生にも積極的に取り組んでいます。。
■株式会社リーピー
○設立:2013年10月 https://leapy.jp/
○代表取締役:川口 聡 https://twitter.com/satoshi_leapy
○事業内容:
Webサイト制作事業
・コーポレートサイト制作
https://leapy.jp/website-production/corporate-site/
・サービスサイト制作、ECサイト制作(shopify/EC CUBE /楽天市場/Yahoo!ショッピング)
・採用サイト制作(オリジナル制作/テンプレート制作)
https://leapy.jp/website-production/recruitment-site/
アウトソーシング事業
・DXによる生産性向上を目的としたアウトソーシングサービス「リープ・DX」
https://leapy.jp/leap-dx/
・Web反響獲得を目的としたアウトソーシングサービス「リープ・プロジェクト」
https://leapy.jp/leap-project/
・採用強化を目的としたアウトソーシングサービス「リープ・リクルーティング」
https://leapy.jp/leap-recruiting/
ぎふちょく事業
https://gifuchoku.jp/
ブランディング支援事業
・ブランディング策定支援コンサルティング
人材紹介事業
・岐阜・愛知のハイクラス求人を含む求人開拓型転職支援サービス「リープ・キャリア」
https://leap-career.jp/
Webサービス事業
・日報型の工数管理ツール「Pace」https://paces.jp
※取引者数は1,050社を超えました。
※ぎふSDGs推進パートナー登録制度 ゴールドパートナー登録
※岐阜県ワークライフバランス推進エクセレント企業・認定企業
※岐阜市男女共同参画優良事業者、ぎふし共育・女性活躍企業
※ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)/ISO27001(本社のみ)
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