有限会社柏彌紙店（かしわやかみてん　所在地：愛知県名古屋市中区橘1-4-6 1F、代表：尾関良祐）は、創業２００年を記念し、２０２４年１月２６日（火）〜３０日（火）までmesse frunkfurtで開催される「ambiente2024」に出店する。

創業以来、和紙を取り扱い、昨今では襖紙や障子紙など建築内装に関わる紙を主に事業展開している中、職人の減少という問題に対して、効果的な打開策を見いだせず、３０年以上が経とうとしている。国内での需要喚起や広報活動は実施しているにも関わらず、時代の変化や生活スタイルの変化、将来を見据えることなく目先の利益追求を常に見た業界内の風潮により、和紙の製造をする職人に加え、加工、施工に携わる職人も減少の一途をたどり、和紙の出荷量自体も減少している。

そのような危機的状況下においても、和や和紙の持つ優美さや美しさは、なんら変わることなく、ある一定層の顧客ニーズに答えることで、いままで技術を繋いできた。そのような状況を打破すべく、有限会社柏彌紙店は和紙を中心とした卸売業にも関わらず、その危機感から将来へむけ、職人レベルでの海外展開を促すことを目的に今回のambiente2024に出店をすることとなった。

すみだ北斎美術館より画像提供をいただき製作している「葛飾北斎 冨嶽三十六景 襖紙集」を実際に張り込み、からかみ屋グループの製作する伝統からかみ文様集「季寄せ」のワークショップも開催予定。


加えて、大和グラビア株式会社の展開する高解像度グラビア印刷による模写作品MOSHAシリーズ、愛知県瀬戸市のアーティストである杉山大介氏が美濃和紙とデジタル技術を織り交ぜた作品を展示予定。

ドイツの地で、和紙のもつ「Japanese elegance」を世界へ向けて発信する。

　

会社概要
有限会社柏彌紙店
１８２４年創業。「和を通して日々の生活に彩りを」をテーマに、和紙を始めとする内装材料全般の商社。施工店への卸売業を主とする。昨今では、職人と一緒に内装施工業務も請け負い、製造から施工までをワンストップで行うことで、顧客に最適なサービスを提供する。
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