TAAF2024 (東京アニメアワードフェスティバル2024) コンペティション部門 長編・短編アニメーション ノミネート全29作品を一挙発表‼

株式会社スロウカーブ

2024.01.10 14:00

<学生賞>の受賞作品が決定!

この度、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会及び一般社団法人日本動画協会は、2024年3月8日(金)から3月11日(月)まで、国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2024(TAAF2024)」を池袋にて開催いたします。

毎年、世界各国から優秀な作品が多数応募されるTAAFのコンペティション部門。本年度の長編アニメーションは25の国と地域から応募された32作品(昨年31作品)より、4作品がノミネート。短編アニメーションは68の国と地域から応募された962作品(昨年872作品)より、25作品がノミネートになりました!

 

~ コンペティション部門 ・ 長編アニメーション ~ 

■リンダはチキンがたべたい!(Chicken for Linda!)

監督:Chiara Malta, Sébastien Laudenbach

製作国:フランス・イタリア/1時間16分/2022年

<フェスティバルディレクターのコメント>

フレンチコメディをアニメーションで見られるとは思いませんでした。ストライキでデパートもコンビニも何もかもが閉まってしまうという、フランスならではの不自由な事情が、こんな楽しいドタバタに発展するなんて・・・。

40aa0bc257e293d41704860710.jpg©2023 Dolce Vita Films, Miyu Productions, Palosanto Films, France 3 Cinéma

 

■シロッコと風の王国(Sirocco and the Kingdom of the Winds)

監督:Benoit Chieux

製作国:フランス・ベルギー/1時間20分/2023年

<フェスティバルディレクターのコメント>

フランスで作られたファンタジー作品です。登場人物や飛行器具を含む小物のデザイン、そして色が素晴らしい。どこまで行っても、更に新しいファンタジーの世界が待っていてワクワクが止まりません。

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■ストーム(The Storm)

監督:Busifan

製作国:中国/1時間41分/2023年

<フェスティバルディレクターのコメント>

手描きで作られた中国の作品です。アニメーションの技術の高さに驚くと同時に、すっきりしたキャラクターデザイン、そして颯爽とした動きに魅了されます。まさに世界のアニメーションが躍動していることを痛感させられます。

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■トニーとシェリー、そして魔法の明かり(Tony, Shelly and the Magic Light)

監督:Filip Pošivač

製作国:チェコ・スロバキア・ハンガリー/1時間22分/2023年

<フェスティバルディレクターのコメント>

ストップモーションの本場とも言えるチェコの作品です。古びたマンションの最上階に両親と住んでいるトニー。彼はマンションの外に出ないようにと部屋に紐でつながれています。ある日、シェリーという活発な女の子が引っ越してきました。紐に繋がれた世界しか知らないトニーがシェリーと出会ったことで、この固まった小さな世界のバランスが崩れて行きます。

7c63c61ebf8550e31704860798.jpg©nutprodukce, s.r.o. / nutprodukcia s.r.o. / Filmfabriq / Česká televize / RTVS - Rozhlas a televízia Slovenska / Kouzelná animace / 2023

 

~ コンペティション部門 ・ 短編アニメーション ~ 

 

  • スロット1(全8作品)

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 <フェスティバルディレクターのコメント>

どの作品も分かり易く、字幕があるものも1つだけです。ですから、小さなお子さまから映画の世界を楽しめます。そしてどの作品にも、こうだったらいいなと思えるような「希望を秘めた未来」が垣間見えます。是非劇場に来て、ゆっくりシートに座わり、リラックスした時をお過ごし下さい。

 

  • スロット2(全9作品)

20958e03fef44ec11704860852.jpg<フェスティバルディレクターのコメント>

楽しいです。アニメーション手法が多様なのに目を見張ってしまいます。デジタルになり、手描きでの表現が幅広くなったように、ストップモーションもCGや実写との混在が普通になっています。それでもなお、クリエイターたちは、実写とは違う独自の表現で、光や風、水などの自然の感触を伝えようと工夫を凝らしています。

 

  • スロット3(全8作品)

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 <フェスティバルディレクターのコメント>

ドキュメンタリーのようなアニメーション作品は、日本ではあまり目にしません。しかし、世界では“アニメーション・ドキュメンタリー”として、問題を訴えかけるためのアニメーションが多く作られるようになってきています。エンタテインメントとは異なる作品にも触れてみて下さい。

 

ノミネート作品の詳細は以下よりご確認頂けます。

https://animefestival.jp/ja/post/17969/

 

TAAF2024 「学生賞」が決定!

コンペティション部門短編アニメーションに応募された作品の中から、日本国内の教育機関で学ぶ学生の作品を対象に、一次選考委員が審査を行い、TAAF2024コンペティション部門学生賞は『520』(監督:池辺 凜)に決定いたしました!学生賞受賞作品はTAAF2024開催期間中に「スロット1」にて上映いたします。

 

★学生賞受賞作品

■520(英題:520)

監督:池辺 凜

学校名:東京造形大学 / 5分37秒 / 2023年

 

<あらすじ>

想いを寄せる男友達にチョコレートを渡せない柚希。こども向けの飴を我慢する悠斗。年頃の娘の誘いを真っ直ぐに受け取れない伸行。素直になれない彼らの小さなプライドは、くだらない意地によって絡み合っていく。

e89719ef8799b2fe1704860948.jpg©️2023 ikebe

<池辺 凜 Rin Ikebe・プロフィール>

2000 年生まれ。小学校、中学校、高校とシュタイナー学園で学ぶ。幼い頃に見たジブリアニメーションに影響を受け、2019年に東京造形大学アニメーション専攻領域に入学。現在、アニメーション制作会社に在籍。

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■TAAF2024 コンペティション部門 一次選考委員

※五十音順・敬称略

 

<長編アニメーション>

  • 飯田 尚史(クランチロール株式会社 アニメプロダクションB シニアプロデューサー)
  • 田中 千義(株式会社スタジオジブリ スタジオ学芸室スーパーバイザー)
  • 三浦 陽(監督/演出)
  • 山田 健太(株式会社ウィットスタジオ プロデューサー)

 

<短編アニメーション>

  • 岩木 勇一郎(株式会社スピード 代表取締役/プロデューサー/監督 株式会社活劇座 執行役員/プロデューサー)
  • 杉山 潔(プロデューサー/ライター)
  • 田中 道信(東京/大阪アニメーションカレッジ専門学校 校長)
  • 長尾 真紀子(アニメーション制作/普及/研究)
  • 濱本 真理(株式会社アスラフィルム 広報PR)
  • 三上 浩司(東京工科大学 メディア学部 教授)
  • 脇本 厚司(一般財団法人JR東日本文化創造財団 TAKANAWA GATEWAY CITY 文化創造棟準備室 企画推進部 部長/CG-ARTS 文化事業部 シニアアドバイザー)
  • 和田 慎太郎(株式会社NHKエンタープライズ アニメ事業部 プロデューサー)

 

一次選考委員からのコメントは以下よりご確認頂けます。

https://animefestival.jp/ja/award/competition/selectioncommittee/

 

■フェスティバルディレクター 竹内孝次・プロフィール

1976年に日本アニメーションに入社。『母を尋ねて三千里』『あらいぐまラスカル』『未来少年コナン』『赤毛のアン』の制作に携わる。1980年、テレコム・アニメーションフィルムに移籍。『名探偵ホームズ』『じゃりン子チエ』『ルパン三世』『リトル・ニモ』等テレコム作品の制作に携わる。1990年代を中心に、ロスアンゼルスにも拠点を持ち、ディズニー、ワーナー・ブラザース等との合作作業、カナダ、フランス、韓国等とも合作作品を展開する。元テレコム・アニメーションフィルム社長。2013年アニメーション教育研究のためパリ・ゴブラン学校で学ぶ。2011年より、アニメーションの人材育成にも意欲的に携わり、産官学連携事業の「アニメーション・ブートキャンプ」をディレクターとして東京藝術大学と共に実施しており、2015年より、同プログラムを日本のみならず、シンガポール、タイ、フランス等でも実施。2020年には、本事業を行う団体として一般社団法人日本アニメーション教育ネットワークを立ち上げ、理事を務める。2014年より2019年まで、文化庁事業・日本動画協会受託の「あにめたまご」のディレクターも務めた。

2016年より東京アニメアワードフェスティバルのフェスティバルディレクターを務めている。

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東京アニメアワードフェスティバル2024開催概要

日程:2024年3月8日(金)~3月11日(月)

会場:東京・池袋

主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会

共催:東京都

事務局:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局(一般社団法人日本動画協会内)

公式サイト:https://animefestival.jp/

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※メインビジュアルのクレジットは以下をご記載ください。

画・亀田祥倫/着彩・三田遼子(WIT STUDIO)

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種類
イベント

カテゴリ
エンタメ

サブカテゴリ
ゲーム・ホビー