新年といえば初詣! 神社を参拝すると得られるいい影響を脳科学的に検証!

株式会社 タツノオトシゴ

2024.01.02 20:08

脳科学視点から見る「参拝」のメリットと分泌される脳内物質をブレインテック企業が考察!

2024年あけましておめでとうございます。皆さんはもう初詣には行かれましたか? 年の初めに神社を参拝することを初詣と言いますが、初詣とは「その年で一番最初に行くお参り」のことを指しますので、いつまでに行かなければいけないという決まりはありません。ですが、新年最初の行事として元旦から三が日にかけて神社へ参拝する人が多いでしょう。初詣では、まず神様に前年1年間の報告やお礼をした上で、新たな年への願いと祈りを捧げるのが慣わしです。これは、参拝することで自分の願望や希望を叶えることを後押ししてほしい、いわば“神頼み”という行為になります。苦しい時ほど神頼みをしたくなったり、ここぞというときはつい神に祈りを捧げることもあるでしょう。 この神頼みについて、本日は脳科学理論の観点からメリットがあるのかどうかを検証していきたいと思います。

■社長・経営者や起業家、アスリート等各界の頂点にいる人が神社に通うのはなぜか

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現パナソニックを1代で築いた、経営の神様と呼ばれる「松下幸之助」は鈴鹿にある“椿大神社(つばきおおかみやしろ)”に足繁く通ったと言われています。

ある調査によると、お寺・神社を最もよく訪ねている職業は会社役員・経営者、続いて会社員、自営業という結果が出ています。

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これが何を意味するのかというと、いわゆるビジネスパーソンであるほど、神社に参拝しているということです。しかし、神頼みをしたからといって、仕事がうまくいくというエビデンスは科学的にはありません。では、神社参拝をするメリットはどこにあるのでしょうか。

脳科学の観点から神社参拝について考察をしてみると、神社参拝をするときの行動は3つに区分されます。

  • 願いを言語化する
  • 参拝のルールに則ってお参りをする
  • 日常と離れた場所へ行く

それぞれについて脳科学的に考察をしていきましょう。

 

■願いを言語化することで私たちの脳が整理される

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私たちが日常を過ごす中でさまざまな事柄に触れると不安や願望、やらなければならないことといったさまざまなタスクや欲求が脳の中に蓄積されていきます。このタスクや欲求がごちゃごちゃと溜まった結果、脳の容量がパンパンになってしまうと、ものを取りに来たのに「あれ、何しにここにきたんだっけ?」と忘れてしまったり、どの作業から取り掛かるのが良いのか判断できなくなったりしてしまいます。

神社に参拝に行くときは自分の望んでいることを神様に伝えるために言語化して、頭の中で言葉にして伝えることで脳内のゴミ捨てをすることに繋がると考えられます。可視化することで新たな目標設定をした上で達成後の報酬を意識すればドーパミンが分泌されます。そうすることでやる気や決断力、思考力が高まり、目標を達成するモチベーションの維持につながります。

可能であれば、ノートに自分の不安や願望などを書き出してみるとより効果的です。神社に参拝した後に、絵馬に願い事を書くのも良いでしょう。

 

■参拝のルールに則ってお参りをすることで心が整う

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参拝には、神社かお寺かなどで多少の違いはありますが、“お賽銭を入れて鐘を鳴らしたら二礼二拍手一礼をする”など一定の決まり事があります。そのルールに沿って自分の抱負などを神様の前に伝えるとき、心が整うのです。そのとき、神に変化を求めるのではなく、「自分自身で事をなすことを宣言する」という視点で参拝することが肝心で、有言実行のための準備として神社という神聖な場所を活用するということですね。また神社はパワースポットと言われているため、心身ともに満たされるセロトニンという脳内物質も分泌されると考えられます。セロトニンは朝日を浴びたり、ウオーキングなどのリズム運動をしたりすることで活性化されると言われているため、午前中から歩いて神社に参拝に行くことでよりセロトニンの活性を促すことができます。

 

■日常と離れた場所に“わざわざ”行くという行動力が運気を上げる

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自分が行きたいと思う遠方の神社まで、定期的に通うことを習慣づけている経営者の方も多く聞きます。それはおそらく、忙しい日常の中でそこの場所に行くための時間を作り、その時だけは心をシンとさせてごちゃごちゃとした思考をすっきりとさせるのでしょう。神社参拝は科学的なエビデンスがないから、必ずしなければいけないものではありません。だからこそ、その時間を取ると決めて、実際にお参りをしたということが成功体験につながり、自分自身のメンタルを整える手助けになると考えられます。

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また、非日常の空間に行ったり、「新しいもの」に刺激を受けると、私たちの頭の中には脳内物質のアセチルコリンが分泌されます。これは創造性を高め、ひらめきを生むと言われている脳内物質のため、経営者やビジネスパーソンには良い影響を与えることは間違いありません。体を動かして場所の空気とか香りとかを感じることで、エピソード記憶が形成され、目標達成をしようと宣言を記憶にすり込み、残り続けるため、目標達成に向けてのモチベーションの持続力が上がるといえます。

 

■「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ」

鎌倉幕府の第三代執権・北条泰時がメインでまとめたと言われている「御成敗式目」に、こう書かれています。一方的にお願いするのではなく、私たちが敬うことで神は力を高め、お返しに神様のご利益をいただいて自分の運を切り開くと言うことは、昔から言われてきたことなのです。

 

新年の初めだからと何気なく行っていた初詣。私たちの脳に与える影響を知れば、意識的に行動することができるようになります。今年の初詣からは、皆様に“神頼み”以上の効果をもたらしてくれることを願っています。

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<プロフィール>
弊社は古今東西で提唱及び学術研究されているあらゆる脳科学理論・実験を体系化した「脳学®」を保有している沖縄発のブレインテック企業です。脳波解析の独自データや様々なサービスを用いて、どうすればいかなる人でも学習効率を向上させられるかを追求しています。脳科学の観点から、新たな気づきのある記事をお届けします。

「こんな時、どんな脳波が出ている?」「こんな行動をすると、脳科学的にどんなメリットがある?」など脳科学の観点からマーケティングを行いたい企業様や、「脳科学観点から対談をしてみたい!」と興味を持っていただけた方はまずはご一報を。弊社は脳科学をもっと身近に、日常の脳の準備として普及していきたいと考えておりますので、柔軟に対応いたします。

 

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