アドダイス、ヘルスケアAIの精度確認・精度向上のための臨床研究を、医療機関と連携して実施!
~すべての人のWell-being向上に寄与するヘルスケアAIを目指して
株式会社アドダイス(本社・東京都台東区、代表取締役CEO 伊東大輔)は、2023年12月5日(火)、ヘルスケアAI(ResQ AI)について、バイタル測定機器であるスマートウオッチについて、医療機関と連携した臨床研究を実施することを発表いたします。 アドダイスは本臨床研究を通して、すべての人のWell-being向上に寄与するべく、AI基盤技術「SoLoMoN® Technology」に基づく「ヘルスケアAI(ResQ AI)」の機能充実に向けて、さらなる取り組みを続けて参ります。
1.よりよい「ヘルスケアAI」開発のための2つの臨床研究
ヘルスケアAI(ResQ AI)は、スマートウォッチ※でバイタルデータを測定しAIが解析、「メンタルリスク」「熱中症リスク」など様々なリスクスコアを提示し、こころと身体の健康をトータルな見守りを目指しています。
バイタルデータ測定に際し課題となるのが、その精度です。スマートウォッチは「医療機器」ではないため精度が不明確で、医療機器に比べ信頼性に欠ける部分があることは否定できません。
この点は割り切った使い方をするにしても、アドダイスでは、医療機器と比べたときの信頼性がどの程度であるかを明確にする必要があると考えました。
さらに、独自のAI基盤技術「SoLoMoN® Technology」により精度向上が図れれば、ヘルスケアAIが目指す「こころと身体のトータルな健康状態の見守り」に、より役立つAIとなることは間違いありません。
そこで複数の医療機関と連携し、次の2つの臨床研究を実施します。
1)医療機器とスマートウォッチで同時計測、比較による精度確認研究
2)AI学習・推論により、精度を向上させる研究
※本記事の「スマートウォッチ」とは、アドダイスが標準品としてご提供するスマートウォッチを意味します。
2.臨床研究の内容
1)同時計測、比較による精度確認研究
医療機関を通じてご協力の同意をいただいた患者様に、医療機器とスマートウォッチを同時に装着していただき、一定時間、同じ値を同時に計測します。
実際には、以下2つの値を測定しています。
①SpO2(酸素飽和度)【血中酸素濃度】
②心拍数
※【 】内は非医療機器における呼称
ご協力いただく患者様は、心不全など健常者に比べ血中酸素濃度の値が上下しやすい疾患をお持ちで、医療機関にかかっている方です。より精度の高い解析を目指し、約200名の方のご協力を得るべく取り組んでいます。
2)AI学習・推論により精度を向上させる研究
1)の同時計測によって得られたデータと医療機器双方のデータを突き合わせ、AIが学習・推論を行います。これを繰り返すことでキャリブレーションされ、精度が向上します。キャリブレーションを重ねたAIは、こころや身体の変化をより的確にとらえることが可能となり、より信頼性の高いヘルスケアAIへと進化します。
3.本臨床研究にご協力いただいている医師の皆様
本臨床研究には、以下の医師の皆様のご協力をいただいております。
<研究代表者>
広島大学原爆放射線医科学研究所
再生医療開発研究分野教授
広島大学病院
未来医療センター長
東 幸仁先生
<共同研究機関>
広島大学原爆放射線医科学研究所
再生医療開発研究分野准教授
丸橋 達也先生
県立広島病院
院長特命補佐
(兼)臨床研究検査科・病理診断科主任部長
(兼)ゲノム診療科部長
西阪 隆先生
県立広島病院
循環器内科部長
(兼)臨床研究検査科部長
日高 貴之先生
藤井循環器内科
藤井 雄一先生
国立大学法人京都大学
大学院情報学研究科 教授
情報学専攻 通信情報システムコース 集積システム工学講座 大規模集積回路分野
(兼担)工学部 電気電子工学科
新津 葵一先生
国立病院機構広島西医療センター
黒田 龍先生(文献検索、助言)
身体の病気もこころの病気も、自覚症状なく静かに進行し、ある日突然に発症し、牙を剝くことがあります。そうなる前に、日ごろからAIが見守り、リスクの兆候を捉えたらお知らせする。そして深刻な状態になる前に、生活習慣の改善に取り組んだり、家族や保健・医療機関による介入で悪化を食い止めることで健康長寿を実現する。それがアドダイスのヘルスケアAIです。
アドダイスは本臨床研究を通して、すべての人のWell-being向上に寄与するヘルスケアAIの実現に向けてさらなる取り組みを続けて参ります。
以上
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