「サッカー本大賞2022」、大賞は『ディエゴを探して』が受賞!

株式会社カンゼン

2022.04.05 14:21

第9回開催となる「サッカー本大賞2022」授賞式はオンライン配信で行われ、 各受賞作品が発表されました。

結果は以下の通りです。授賞された著者、翻訳者、出版社、関係者の皆様おめでとうございます。

 

■大賞

ディエゴを探して(イースト・プレス)
藤坂ガルシア千鶴 著

 

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■特別賞

FCバイエルンの軌跡 ナチズムと戦ったサッカーの歴史(白水社)
ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング 著、中村修 訳

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■特別賞

ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニー(カンゼン)
ジェームス・モンタギュー 著、田邊雅之 訳

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■読者賞

サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES(ニューズ・ライン)
藤田雅史 著

※「読者賞」はフットボールチャンネル上での読者投票で最も得票数が多かった本に贈られます。

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■CB賞(クレイジーブーツ賞)

該当作品なし

 

「サッカー本大賞」概要

良質なサッカー書籍が、日本のサッカー文化を豊かにする。
2014年(平成26年)に設立された、サッカーに関する書籍を対象にした文学賞です。
良い本はサッカーの見方を豊かにしてくれます。また、日本でサッカーがナンバー1スポーツになり、世界に誇れるサッカー文化を築いていくためには、高い志と情熱をもって作られた良質なサッカー書籍がもっともっと多く世に出て、多くの人に読まれて欲しいと思っています。サッカー本大賞の創設はそうした思いが出発点になっています。

■選考委員 (五十音順、敬称略)
選考委員:金井真紀、佐山一郎、陣野俊史、幅允孝

■対象作品
 毎年1月1日~12月31日までに発売されたサッカー本。ただし読み物に限る。いわゆる技法書、テクニック本は選考対象外。

【選考方法】
■1次選考 
①選考委員が各自複数冊を推薦。(2021年度に刊行された書籍に限る)
②選考委員会で協議され、選考された書籍を優秀作品とする。

■大賞選考
第一次投票で選ばれた優秀作品に対して、選考委員が協議を行い、大賞が決定する(決定しない場合は再投票で決定)。大賞は授賞式で発表。

【受賞一覧】
●サッカー本大賞 選考委員の合議または投票によって決定します。
●特別賞 選考委員の合議または投票によって決定します。
●読者賞 WEBサイト『フットボールチャンネル』での読者投票が最も多かった書籍に贈られます。


【協賛・副賞提供】
猿田彦珈琲株式会社
コーヒーとサッカーをこよなく愛する珈琲屋、猿田彦珈琲様より副賞を提供していただきます。

■サッカー本大賞2022優秀作品

『旅する練習』(講談社)
乗代雄介 著

『予測不能のプレミアリーグ完全ガイド』(三栄書房)
内藤秀明 著、エルゴラッソ編集部 編

『フットボール新世代名将図鑑』(カンゼン)
結城康平 著

『カルチョメルカート劇場 世界一クレイジーな移籍市場の秘密をすべて教えよう』
(ソル・メディア)
"ジャンルカ・ディ・マルツィオ 著、片野道郎 訳

『いまさら誰にも聞けない サッカー隠語の基礎知識』(カンゼン)
サッカーネット用語辞典 著

『サムシングオレンジ THE ORANGE TOWN STORIES』(ニューズ・ライン)
藤田雅史 著

『ディエゴを探して』(イースト・プレス)
藤坂ガルシア千鶴 著

『蹴日本紀行 47都道府県フットボールのある風景』(エクスナレッジ)
宇都宮徹壱 著

『ディエゴ・マラドーナの真実 追悼・増補版』(ベースボール・マガジン社)
ジミー・バーンズ 著、宮川毅 訳

『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編』(西葛西出版)
OWL magazine 編著

『FCバイエルンの軌跡:ナチズムと戦ったサッカーの歴史』(白水社)
ディートリヒ・シュルツェ=マルメリング 著、中村修 訳

『ULTRAS(ウルトラス)世界最凶のゴール裏ジャーニー』(カンゼン)
ジェームス・モンタギュー 著、田邊雅之 訳

選考委員プロフィール

金井真紀(かない・まき)
1974年生まれ。文筆家・イラストレーター。任務は「多様性をおもしろがること」。著書に『世界はフムフムで満ちている』(皓星社)、『パリのすてきなおじさん』(柏書房)、『マル農のひと』(左右社)など。共著に『サッカーことばランド』(ころから)、『世界のおすもうさん』(岩波書店)、『戦争とバスタオル』(亜紀書房)ほか。雑誌『フットボール批評』で「世界サッカー狂図鑑」を連載中。好きなサッカー選手は松田直樹で、その背番号にちなみ銭湯の下駄箱は3番を使う。

佐山一郎(さやま・いちろう)
作家、編集者。アンディ・ウォーホルズ『Interview』誌と独占契約を結んでいた『Studio Voice』編集長を経て84年、独立。主著書に『東京ファッション・ビート』(新潮カラー文庫)、『「私立」の仕事』(筑摩書房)、『闘技場の人』(河出書房新社)、『サッカー細見 ’98~’99』(晶文社)、『デザインと人』(マーブルトロン)、『雑誌的人間』(リトル・モア)、『VANから遠く離れて −評伝石津謙介−』(岩波書店)、『夢想するサッカー狂の書斎 −ぼくの採点表から−』(カンゼン)、『日本サッカー辛航紀 愛と憎しみの100年史』(光文社新書)。Instagram: @sayamabar

陣野俊史(じんの・としふみ)
1961年生まれ。文芸評論家、フランス語圏文学者。長崎生まれ。現在、立教大学大学院特任教授。サッカー関連の著書に『フットボール・エクスプロージョン!』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)、『サッカーと人種差別』(文春新書)、翻訳書に『ジダン』(共訳、白水社)、『フーリガンの社会学』(共訳、文庫クセジュ)など。

幅 允孝(はば・よしたか)
有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど。安藤忠雄氏の建築による「こども本の森 中之島」ではクリエイティブ・ディレクションを担当。早稲田大学文化構想学部非常勤講師。神奈川県教育委員会顧問。Instagram: @yoshitaka_haba

 

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