介護離職者10万人時代。従業員が働き続けるために企業がすべきこと
【新刊】総務担当者のための介護休業の実務がわかる本(宮武 貴美 著)
株式会社 日本実業出版社(東京都新宿区)は、新刊『総務担当者のための介護休業の実務がわかる本』(宮武 貴美 著)を発売しました。
⇒『総務担当者のための介護休業の実務がわかる本』(宮武 貴美/著)
介護離職防止に向け「支援制度」の周知を企業に義務化
家族(親や配偶者、子ども)の介護・看護のために離職した「介護離職者」は年間10万人を超えました(総務省統計局2023年7月21日公表「令和4年就業構造基本調査」)。団塊の世代が全員75歳以上となる2025年以降、ますます、その数は増えていくと思われます。
こうした介護離職を防ごうと、厚生労働省は「すべての企業に対し、40歳となった従業員全員に介護休業などの支援制度を周知することを義務づける方針」を固めました(2023年11月20日現在)。よりよい支援策を講じるため、育児・介護休業法の改正に向けた議論も重ねられているなか、企業はどう対応していけばよいのでしょうか。
総務・人事・労務など実務担当者の目線でわかりやすく解説!
仕事と介護を両立し、働き続けるためには、従業員ひとりの力だけでは難しく、職場の理解や規程整備等が不可欠です。
新刊『総務担当者のための介護休業の実務がわかる本』では、両立支援の柱である「介護休業制度」にまつわる法律や必要な手続きについて、総務・人事・労務など実務担当者が押さえておきたいポイントを解説します。
著者は、企業担当者はもちろん、弁護士や行政書士、社会保険労務士など人事労務分野のプロからの信頼も厚い、社会保険労務士法人名南経営/特定社会保険労務士の宮武貴美氏。姉妹本の既刊『新版 総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本』同様、制度の対象となる従業員と制度を運用する企業、それぞれに役立つ内容となっています。
実務担当者が仕事と介護の両立支援と現場対応に強くなる!
「介護休業はどういう制度? どんな手続きが必要?」
「従業員から『家族の介護状況』をどうやって把握する?」
「介護離職を防ぐために管理職が知っておくべきことは?」 ……etc.
実務担当者は、育児・介護休業法に基づいた規程整備だけでなく、介護当事者である従業員や、その管理職に対して制度の説明をしなくてはなりません。しかし、介護の状況は人それぞれ。ヒアリングなどで実態をきちんと把握して、複数ある制度の中からどの制度を利用するかなど適切な判断を迫られます。本書は、そんな担当者必読の1冊です。
【読者特典】
社内研修や個別説明など活用自在!
便利なパワーポイントデータ「仕事と介護の両立支援の手引き」のダウンロードサービス付
目次
chapter1 仕事と介護の両立を支援する制度の整理
〜介護休業の申し出が! 働きながら家族の介護をする従業員を支援する法律について知ろう
chapter2 育児・介護休業規程の整備ポイント
〜規程を整備しましょう! 仕事と介護を支援する制度づくりをしよう
chapter3 介護休業取得時の社会保険の手続き
〜介護休業中の収入ってどうなるの? 仕事と介護の両立を支援する社会保険の手続きを押さえる
chapter4 制度説明❶ 従業員向け
〜御社は説明できている? 仕事と介護の両立を支援する制度を従業員にわかりやすく説明しよう
chapter5 制度説明❷ 管理職向け
〜御社は説明できている? 仕事と介護の両立を支援する制度をきちんと理解する管理職を育てよう
著者から読者の皆さまへ
著者Profile 宮武 貴美
みやたけ たかみ/社会保険労務士法人 名南経営、特定社会保険労務士、産業カウンセラー
中小企業から東証プライム上場企業まで幅広い顧客を担当し、実務に即した人事労務管理の様々なアドバイスを行う。情報サイト「労務ドットコム(https://roumu.com/)」の管理者であり、人事労務分野での最新情報の収集・発信は日本屈指のレベル。現場に詳しく、わかりやすい解説には定評があり、企業担当者・社労士などに多くのファンがいる。著書に『増補版 こんなときどうする!? 社会保険・給与計算 ミスしたときの対処法と防止策31』(労務行政)、『新版 総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本』『社会保険の手続きがひとりでミスなくできる本』(以上、日本実業出版社)などがある。
書誌情報
A5判 並製/タテ組208ページ
定価:2420円(10%税込)
ISBN:978-4-534-06061-7
Amazon書籍詳細ページ
⇒『総務担当者のための介護休業の実務がわかる本』(宮武 貴美/著)
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