4割の人が「リスキリング」で新たなスキルを習得して仕事をしたい!習得したいスキルは「語学」「PCスキル」が世代を超えて人気のツートップ
株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、消費者購買行動データサービス「Point of Buy®(以下、POB)」の会員5,000人に「リスキリングに関する調査」を実施致しました。
DX推進が加速する中、リスキリングに注目が集まっています。デジタルスキルを中心に新たな知識やスキルを学び直すことを意味するリスキリングに対する認識や取り組みの実態について調査しました。
《調査サマリー》
・「リスキリング」の意味を理解し、取り組んだ経験がある人は全体の約1割
・リスキリングに取り組めなかった理由は「時間の余裕がない」が最多も現在の就業状況のよって違い
・リスキリングで習得した新たなスキルを活かして仕事に就くことに興味がある人は約4割
・習得したいスキルは「語学」と「PCスキル」が人気!次点の「プログラミング」に大きく差をつける
・スキルアップしたいofficeソフトの中で最も人気なのは「表計算ソフト」で選択率は6割超え
「リスキリング」の意味を理解している人は3割程度
「リスキリングという言葉の意味を理解しているか」を尋ねたところ、言葉の意味を理解している人は全体の約3割程度にとどまりました。世代別では上の世代の方が理解している割合が多少高い傾向にありますが、どの世代も理解していない人の割合がそれを上回っています。(図表1)。
「リスキリング」の意味を理解している人の中で実際に取り組んだ経験がある人は3割弱
「リスキリング」の意味を理解している1,576人に対して「リスキリングに取り組んだ経験の有無」を尋ねたところ「ある」と回答した人は451人(28.6%)でした。世代別では40代が最も高く、30%を超える唯一の世代でした。この調査から5,000人中、リスキリングの意味を理解して実際に取り組んだ経験がある人の比率が1割程度であることが分かりました(図表2)。
「リスキリング」に取り組めなかった理由は「時間の余裕がない」が最多も就業状況で理由に差あり
「リスキリングに取り組めなかった」と回答した1,125人に対して「取り組めなかった理由」を尋ねたところ、「時間の余裕がない」が最も多く26.7%でした。続いて「必要性を感じない」が23.3%、「何から始めて良いかわからない」が16.8%という結果となりました。
就業状況ごとに分析すると、会社員の場合は「時間の余裕がない」が最も高く34.1%でした。自営業者においては「時間の余裕がない」と「必要性を感じない」が同率(27.1%)で最も高く、またパート・アルバイトは「お金の余裕がない」が最も高い結果となりました。専業主婦(主夫)は「必要性を感じない」が最も高い割合でしたが「何から始めて良いかわからない」も高い比率で挙げられており、それぞれの就業状況によるリスキリングに取り組む上でのハードルに違いが見てとれます(図表3)。
「リスキリング」で習得した新たなスキルを活かして仕事に就くことに4割が興味あり
5000人を対象に「リスキリングでスキルを身につけ、それを仕事で活かすことに興味があるか」を尋ねたところ「興味ある」が12.0%、「やや興味ある」が27.3%で合計39.3%が興味を持っていることがわかりました。世代別では20代が最も高く44.6%で、30代(42.5%)、40代(43.0%)も40%を超えていますが、一方で新たなスキル習得だけでなく、そのスキルを活かした就労までを含めたためか50代、60代以上の世代は40%を下回る結果となりました(図表4)。
習得したいスキルは「語学」と「PCスキル」が2大人気!次点の「プログラミング」に大差
リスキリングによるスキル習得およびそれを活かした就労に興味を持つ1,967人に対して、複数回答方式で「習得したいスキル」を尋ねた結果、「語学(50.5%)」と「PCスキル(49.2%)」が、次点の「プログラミング(25.0%)」を大きく引き離して上位に並びました。
上位の5つのスキルを世代ごとに分析すると語学とPCスキルはどちらも30代での選択率が最も高く、約55%でした。語学の選択率は20代以下が40.0%で世代別で最も低くなっています。プログラミングは20代以下で31.3%で、30代で31.5%とどちらも30%以上の選択率ですが、世代が上がるほど選択率は低くなっています(図表5)。
習得したい・スキルアップしたいofficeソフトは「表計算ソフト(Excelなど)」が圧倒的に人気
習得したいスキルで「PCスキル」を選択した967人に「習得またはスキルアップしたいofficeソフト」について尋ねた結果「表計算ソフト(60.9%)」が最も多く、次いで「プレゼンソフト(19.6%)」「ワープロソフト(13.3%)」と続きました。世代別でも全世代で表計算ソフトが最も選ばれており、特に20代で69.4%、30代で75.3%と40代以上の世代と比較して高い割合となっています(図表6)。
【アンケート調査概要】
調査期間:2023年10月4日~10月10日
調査対象:mitorizの消費者購買行動レポートデータサービス「Point of Buy®」の登録会員(POB会員)
POB会員(平均年齢49.5歳)
調査方法:インターネットによる自社調査(有効回答数:5,000件)
【転載・引用に関する注意事項】
本レポートの著作権は、株式会社mitorizが保有します。調査レポートの内容の一部を転載・引用される場合には、事前に弊社までご連絡ください。
お問い合わせの際には、以下の内容をお知らせください。
1.転載・引用したい調査レポートとその範囲
2.用途・目的 なお、内容によっては、転載・引用をお断りする場合がございます。
※本リリースの引用・転載時には、必ず当社クレジットを明記いただけますようお願い申し上げます
例:「株式会社mitorizが実施した調査によると…」
※以下の行為は禁止いたします。
・データの一部または全部を改変すること
・本レポートを販売・出版すること
・出所を明記せずに転載・引用を行うこと
【報道関係お問い合わせ】
コーポレート本部 経営管理部 田中(たなか)
TEL:03-6328-0052 FAX:03-6328-3631 MAIL:press@mitoriz.co.jp
【会社概要】
会社名:株式会社mitoriz
本社所在地 :東京都港区赤坂3-5-2 サンヨー赤坂ビル5階
設 立 :2004 年 7 月 / 資本金 :1億円
代表取締役社長 :木名瀬 博
HP :https://www.mitoriz.co.jp/
全国の主婦を中心とした60万人を超える登録スタッフネットワーク(アンケート会員含む)を活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など227,537店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。
キャスト・データ・ネットワークを活⽤して、新たなつながりを創出し、⼈やモノの潜在価値を顕在化させ、社会に新たな価値を提供し、ビジネスを通じて社会課題を解決していきます。
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。
株式会社mitoriz
この企業のプレスリリース
冷凍食品を食べる頻度は「週2~3回」が最も多く、週1以上の比率は54.5%!良く買う商品1位は「餃子・焼売」で、最近の冷凍食品の進化を64.4%が実感
2024.10.28 11:10
衣替えを7割以上の人が実施!“不要な服”を50代以上は“捨てる”が8割!30代以下は古着店の買取などリサイクルが4割を超え、フリマアプリも活用
2024.10.10 11:10
期限切れで即処分は5%未満、食品の期限切れへの許容範囲は広がっている!? シニアほどフードロス意識は高いが、若者の方が“てまえどり”を実践している
2024.09.26 11:10