脱炭素の“自分ゴト化”を進めるコミュニティによるアップサイクルWS
~コーヒーを購入したら「かす」のアップサイクルもセットで提供~
株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下On-Co)が運営するアップサイクルコミュニティ「上回転研究所」は、11月16日(木)~18日(土)に株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役:八嶋大輔、以下、船場)主催の空間づくりを起点としたエシカルな取り組みを発信する「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2023」に共創パートナーとして出展します。 期間中は、コーヒーかすと牛乳を使ったアップサイクルワークショップを行うとともに、「資源循環」をテーマとしたトークセッションに登壇します。 廃棄物を身近なモノに変える体験や世界観を通して、意識や行動の変容に繋がるきっかけを創出します。
注目される脱炭素に係る生活者の行動変容
2050年カーボンニュートラル達成に向け、脱炭素化の動きが広がっています。ボストンコンサルティンググループ(※1)によると、気候変動等の問題を知り、行動を変えた人の割合は、2021年から緩やかに増加。特に10代を中心とするZ世代は、環境負荷の少ない購買行動を行う傾向にあるとのデータが出ています。
また2022年10月には環境省が、国民のライフスタイル転換を後押しする取り組みとして「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを作る国民運動」を始動。(※2)
脱炭素化の加速に向けて、ひとりひとりの行動変容を促すアプローチが重要となっています。
※1 ボストンコンサルティンググループサステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査(2023.9) https://www.bcg.com/ja-jp/publications/2023/understanding-a-sustainable-society
※2 脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動 https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/
若者が集まり、環境課題を自分ゴトとして捉えたモノづくりへ
上回転研究所は、アップサイクルの考え方を軸に、ごみを新素材にする工程に触れてもらい、価値観と行動変容のきっかけづくりを行うコミュニティです。
2022年春に本格始動したところ、多様な廃材と環境問題に関心を持つ若者が集結。廃棄パンや空き家の土壁など環境課題を自分ゴトとして捉え、ものづくりに取り組む人も出ました。
同年秋には、マンションの1室から約400平米の元印刷工場へと場を移し、まだないものに向き合う拠点「madanasaso(マダナサソウ)」を設立。きっかけさえあれば意識・行動が変わる運営メンバーの原体験をもとに、コーヒーかすや石膏ボードなど、身近な廃棄物をアップサイクルする素材開発やワークショップを展開しています。
多くの意識変容を起こしてきたコーヒーかすアップサイクルWS
船場主催の「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO」には昨年に引き続き、2回目の出展。今年はコーヒーかすと牛乳から作る新素材「カフェオレベース」ワークショップを開催します。
これまで本ワークショップでは、コーヒーかすが植木鉢やランプシェードに生まれ変わる過程をみてもらうことで、湯を通したコーヒー豆がごみになることへ疑問を抱くなど、多くの意識変容を起こしてきました。
今回は、カフェブースにてコーヒーを購入頂いた方に、コーヒーかすをセットで提供。気軽に廃棄物がモノに変わる体験をして頂くことで、廃棄物活用に主体的に取り組むきっかけを創ります。
【ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2023】
日程:11月16日(木)~18日(土)
時間:11月16日(木)12:00~19:45
17日(金)10:00~19:45|
18日(土)10:00~17:00
会場:SHARE GREEN MINAMI AOYAMA(東京都港区南青山1-12-32)
主催:(株)船場
詳細:https://www.semba1008.co.jp/lp/ethicaldesignweek_2023/
【WS:カフェオレベース制作】
何気なく捨ててしまうコーヒーカスなどを素材化し、モノを作る体験会。廃棄物に対する捉え方をアップデート
日程:11月16日(木)・17日(金)13:00~17:00
料金:無料
【トークセッション:資源循環の仕組みをつくる】
そもそも廃棄物って何?という素朴な問いから始まるセッション。廃棄物の活用に真剣に取り組む各業界のトップランナーたちとともに、ごみの概念を変える資源循環の仕組みについてお話しします。
日時:11月17日(金)10:30~12:30
登壇:素材アーティスト 村上結輝/新規事業創出担当 藤田恭兵
今後の展開
上回転研究所が目指すのは「ごみ箱のない社会」。ごみの分別が進み、ごみ箱が素材箱に変われば、その素材から新たなモノを生み出せるという世界観を、地域や企業と連携し、様々な切り口で伝えて参ります。
上回転研究所とは
上回転研究所とは、ごみを新たな素材へと変える工程に触れてもらい、ごみへの価値観を換えるきっかけを創出するアップサイクルコミュニティです。素材デザイナー村上結輝を中心に、廃棄問題に対して、意匠性のある新素材開発という手法を活用。一人一人が廃棄物の分別を徹底かつ減量化する努力を行い、最終的にはごみ箱が不要になる社会を目指しています。
株式会社船場
商業施設をはじめオフィスや教育、ヘルスケア、余暇施設等の様々な空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートしています。人や地域社会、自然環境へ“おもいやり”の視点を持ち、サプライチェーン全体でより良い社会の共創を目指すエシカルデザインを推進しています。
代表取締役社長:八嶋 大輔
所在地:東京都港区芝浦1‐2‐3シーバンスS館9階
上場:東京証券取引所スタンダード市場
創業:1947年
設立:1962年
HP:https://www.semba1008.co.jp/ja
株式会社On-Co
共同創業:水谷岳史/藤田恭兵
設立:2019年3月
本社:三重県桑名市西別所1375
拠点:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル
HP:https://on-co.jp/
ミッションは「まだない何かに挑む」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。
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