《2023年》 映画鑑賞者人口と分布【後編】

KITT株式会社

2023.10.20 15:01

先週に引き続き、映画鑑賞者の実態をご紹介します。
前回の調査記事は、1年に1本以上映画館で映画鑑賞する人(映画鑑賞者)は、推定4500万人という調査結果が得られました。若年層は映画鑑賞意欲が強いものの、そもそもの人口が少ないため、構成比ではあまり差がない点が特徴です。

そこで今回は映画鑑賞者の“鑑賞頻度”を加味して、延べ鑑賞者ベースで映画鑑賞者の実態に迫ってみます。

《2023年》映画鑑賞者人口と分布【前編】

中高年層が映画館に戻り、延べ鑑賞者の構成比は良いバランスに

映画鑑賞者ひとりあたりの平均鑑賞回数は男性が3.6回で女性の3.2回を上回りました。

年代による傾向は男女で異なり、男性は30代をピークに40代以上から急激に低下。一方、女性は20代をピークに前後の年代に緩やかに低下していくという違いが見られました。男女ともに10代は鑑賞者の割合が高いものの、ライト層が多い点が特徴です。

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次に鑑賞頻度を加味した“延べ鑑賞者ベース”の構成比を見てみましょう。

鑑賞頻度の高い男女10-20代は合計31%となり、参加人口ベースの22%を上回り、全体的に参加者ベースよりも年代間の差が縮小しています。
また、前回調査でも明確な変化が見られましたが、昨年は新型コロナの影響で中高年のシェアが24%にとどまりましたが(※昨年記事参照)、今年は29%に拡大。中高年層が映画館に戻ったことにより、延べ鑑賞者ベースの構成比は参加者ベースよりもバランスがよく、老若男女が楽しんでいる様子が浮かび上がります

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【調査概要】
調査時期:2023年07月20日〜2023年07月27日
調査対象:計30,428名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)

※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。

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