配偶者バレは?デートの曜日・時間帯は?セックス頻度は?|婚外恋愛経験ありの既婚男女350人調査で迫るデートの実態その2【婚外恋愛に関する実態調査 第6報】

レゾンデートル株式会社

2023.10.15 11:52

今回は「婚外恋愛の経験者」に対象を絞った本調査の報告第4弾です。婚外カップルがよくデートに使う曜日・時間帯のほか、今までよりもさらに一段踏み込んで普段はなかなか聞けない「配偶者バレ」や「セックス頻度」などの実態を調査しました。

既婚者マッチングサービス「Healmate(ヒールメイト)」や既婚者向けメディアを運営するレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は、現代の夫婦関係のあり方、婚外交渉や異性交遊に対する価値観の多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、既婚者を対象に様々なテーマで大規模なアンケート調査を実施中。今回は「婚外恋愛に関する実態調査」の第6報です。

 

 

今回の第6報では「婚外恋愛経験あり」の既婚男女350人(30~59歳)に「よく会う曜日・時間帯」「婚外パートナーとのセックス頻度」「配偶者に疑われたこと、バレたことはあるか?」についてのアンケート結果を分析しました。また、番外編として「婚外パートナーとのセックスの際にコンドーム使用率」についても報告します。

 

【結果のポイント】

婚外パートナーと会う曜日・時間帯は、女性は平日の昼と夜が拮抗。男性は圧倒的に平日の夜

 →女性は平日の昼と夜がそれぞれ35%ずつ。平日午前中も約2割

 →男性は圧倒的に平日夜が多く45%。平日の日中・夕方がそれぞれ20%

 →土日祝の休日の利用は男女とも少なく、日中・夜間の各時間帯とも10~15%前後。

婚外カップルのセックス頻度は少なく、月1回以下が男女とも7割以上で、女性の方が少ない

 →男性は月1回程度が44.3%、数か月に1回が29.0%

 →女性は数か月に1回が43.4%、月1回程度が30.1%。ただし週2回以上が4.9%で男性の6倍

 →男女とも40代が最も頻度が高く、男性の28.8%、女性の35.5%が月2~3回以上

男性35.5%、女性28.3%が配偶者に疑われた経験あり。妻バレは28.3%、夫バレは22.2%

 →妻に疑われた経験なしの男性は44.7%。妻バレ経験なしは59.9%

 →夫に疑われた経験なしの女性は50.0%。夫バレ経験なしは64.7%

 →30代男性は妻バレが突出。45.7%にバレた経験あり

婚外のセックスで必ずコンドームを使用する人は男女とも約45%。約25%が使用しない

 →男性:毎回使用する45.0%、ほぼ毎回25.2%、たまに6.1%、使用しない23.7%

 →女性:毎回使用する43.4%、ほぼ毎回20.1%、たまに9.1%、使用しない26.6%

 →30代男性の使用率が最も高い(毎回使用60.1%)。男女とも年代が上がると使用率低下

 

【過去の報告】

全体の報告掲載

⇒第1報:既婚者の22.5%に「婚外恋愛」の経験ありetc.

⇒第2報:「婚外恋愛」に地域差ありetc.

⇒第3報:婚外恋愛の「出会いの場」は職場が42%、アプリが15% etc.

⇒第4報:婚外恋愛で「体の関係あり」は何割?妻や夫への罪悪感はある?etc.

⇒第5報:デート代はいくら?誰が払う?デート頻度・連絡手段は? etc.

 

【調査概要】

・調査タイトル:婚外恋愛に関する実態調査 第6報
・調査期間:2023年7月26日~28日
・調査対象者:婚外恋愛経験のある30~59歳の既婚男女350人(男性152人、女性198人)
・調査方法:インターネット
・エリア:全国
・調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/
・調査報告の掲載:https://healmate.jp/survey/

 

調査対象者について

2023年6月30日~7月7日に実施したスクリーニング調査で全国30~59歳の既婚男女2,000人(男性500人・女性1,500人)[1]に「婚外恋愛[2]の経験の有無」を尋ねたところ、約2割の人が「経験あり」と回答しました。人数にすると406人(男性165人・女性241人)になります。本調査は、この406人から抽出した婚外恋愛経験者350人を対象としたものです。

<男性:152人>
・30代:46人(30.3%)
・40代:58人(38.2%)
・50代:48人(31.6%)

<女性:198人>
・30代:79人(39.9%)
・40代:68人(34.3%)
・50代:51人(25.8%)

地域別では「新潟県」「島根県」「熊本県」に回答者がいない以外は全都道府県に分散しており、地域的な偏りもみられていません。

[1] 初回は男女同数の1,000人を対象に行ったが、女性の婚外恋愛経験者を想定数確保できなかったため、女性のみ1,000人に追加調査を行った。

[2] 婚外恋愛を「婚姻関係にあるパートナー(妻・夫など)以外との恋愛関係をいい、体の関係の有無は問わない。不倫・セカンドパートナーも含む」と定義したうえでの調査。

 

婚外パートナーとよく会う曜日・時間帯(婚外デートはいつしている?)

婚外恋愛パートナーは、いつデートしているのか──。お互い仕事や育児で忙しく、しかも「人目を避ける必要がある」「配偶者に分からないように時間を作る必要がある」などの制約があります。夜の帰宅が遅くなったり土日に家を空けたりするのはなかなか難しいと想像できますが、実際はどうか。アンケートの結果は次のようになりました。

 

 

男性の平日夜が多いのは予想通りでしたが、意外と平日の日中や夕方も使われています。平日休みの男性だけでなく勤務中に外出しやすい営業職や管理職などが含まれているかもしれません。子どもの小さい主婦を中心に女性の平日昼間のニーズは高く、女性に合わせているとも考えられます。

第5報で、婚外デートは「月1回以下」が多いと報告しました。たまにしか会わないとなれば土日・休日の利用はもっと多いと想定していましたが、土日・休日の利用率は低く男性の「土曜・休日の日中」17.1%が最多という結果になりました。平日の昼間・夕方よりも利用率が低い結果です。休日出勤や友人と会食・ゴルフなどと理由を付けて外出する話はよく聞きますが、実際には男女とも家を空けにくいのかもしれません。

年代別でやや特徴的な傾向を示していたのは、40代女性です。平日の昼の割合が最も高く4割を超えています。他の年代は50代女性が4割弱(37.2%)だった以外は、男女ともおおむね20%台でした。

 

 

40代といえば小学生くらいの子どもがいる年代で、塾や習い事なども忙しい時期です。下の子がまだ小学校低学年だったり幼稚園・保育園児だったりすることも多いでしょう。その一方で、夫の育児サポートも徐々に少なくなりがちな時期でもあります。最も平日昼間以外の時間が作りにくい年代なのかもしれません。

 

婚外パートナーのセックス頻度

前回の報告(第5報)で婚外カップルの「会う頻度」は月1回以下が多いこと、今回の報告で「会う曜日や時間帯」は平日の日中から夜が多いことが分かりました。では、彼ら・彼女らはどのくらいの頻度で性的交渉をもっているのでしょうか。

まず今回の調査対象における「体の関係の有無」をみていきます。

 

第4報とは別のサンプルですが、ほぼ同じ傾向がみられ、男性86.2%、女性72.2%が婚外パートナーと「体の関係がある/あった」と答えています。この「ある/あった」と答えた274人に「セックスの頻度」を尋ねた結果が次のグラフです。

 

 

おおむね「会う頻度」と一致する傾向を示し、男性は「月に1回程度」が最多の44.3%、女性は「数か月に1回」が最多の43.4%となっています。女性の方が頻度の少ない傾向にありますが、「週2回以上」が男性よりも多い点が注目されます。

続いて、男女別・年代別にみたのが次のグラフです。

 

男性は30代で「月2~3回」「週1回」がそれぞれ13.2%を占めて性にアグレッシブな傾向がみられますが、「数か月に1回」も39.5%に上るなど、二極化の傾向がみられます。

それに対して、第1報で婚外恋愛に積極的な世代と判明した40代男性では「月1回」「月2~3回」が75%を占めるなど、全体でみれば30代よりもセックス頻度の高い傾向がみられるのが注目されるところです。育児分担にやや余裕ができた、配偶者とセックスレス状態になったなどの理由で、「婚外恋愛しはじめ」の男性が多いのかもしれません。

また、50代男性も「月1回」が46.3%で「月2~3回」「週1回」が約25%に達するなど、頻度があまり落ちていないところが注目されるでしょう。

続いて、女性をみていきます。

 

 

30代女性はあまり時間がとれないためか「数か月に1回」が4割を占めますが、「週2回」以上が8.3%を占めて性に積極的な女性が一定数いることが分かります。男性を含む全年代で最も高い割合です。

注目されるのは40代女性で「月2~3回」「週1回」「週2回以上」を合わせると35.5%にも達します。女性の場合、40代は「女盛り」と言われ、性欲のピークであるともされていますが、それを裏付ける結果です。男性も40代が最も頻度が高い傾向にありましたが、それを上回る傾向があらわれています。

ただし、女性の場合、男性と違って50代になると一気に頻度が低下します。週1回以上は0%で、「数か月に1回」が過半数になるのです。女性が50代になるカップルは注意が必要でしょう。

 

配偶者に疑われたこと、バレたことはあるか

婚外恋愛で最も気をつけなければならないのは、配偶者に知られることです。いわゆる「妻バレ」「夫バレ」は絶対に避けなければなりません。離婚する意思があっても慰謝料等で不利になりますし、何より相手を傷つけてしまいます。

家庭は壊さない前提の婚外恋愛なら、なおさら配偶者に気づかれないようにするのが原則です。しかし、アンケートでは次のような結果が出ました。

 

 

男性の実に33.5%が「妻に婚外恋愛を疑われたことがある」と答えています。「不明」は19.7%ですが、単に「分からない」だけでなく、「触れないようにしている」「妻とほとんど交流がない」なども含むと想像されるため、実際は4割以上の男性が「疑われている」のかもしれません。女性は「ある」が男性よりは低いですが、「不明」も多いのが気になるところです。

続いて、実際に「バレた」経験があるかを尋ねると、次の結果になりました。

 

 

男性の28.3%が「バレた」と答えています。疑われたケースの約8割がバレている計算です。

一方、女性の場合は22.2%が「バレた」と答えていて、こちらも約8割。

予想以上の男女が配偶者に婚外恋愛をバレてしまっています。女性の方が行動的に慎重でバレにくい印象がありますが、やや女性の方が少ないものの、男女間にそれほどの差はありませんでした。

年代別でも「疑われた割合」「バレた割合」を比較しましたが、おおむね大きな違いはありませんでしたが、唯一30代男性のみ特徴的な傾向がみられました。

 

 

なんと、30代男性の45.7%が「妻に婚外恋愛がバレたことがある」と答えているのです。「不明」の一部を加えると5割を超すかもしれず、驚異的な数字です。

まだ若い30代は、行動の慎重さに欠けたり恋愛に前のめりになりすぎたり配偶者に対する配慮が欠けたりするのでしょう。なお「疑われたことがある」と回答した30代男性は52.2%ですから、9割近くが疑われたのちにバレたという計算になります。

 

【番外編】婚外パートナーとのセックス時のコンドームの使用率

国連が発表している「避妊法選択2019」(15~49歳対象)によると、日本人の避妊実行者は46.5%、そのうち34.9%がコンドームを使用しています。日本は世界的にみてコンドーム選択率が非常に高く、避妊実行者のうち避妊に含まれるとはいいがたい膣外4.5%を除けば、避妊のほとんどがコンドームによるといえるでしょう。なお、経口避妊薬(ピル)の使用は2.9%となっています(出典:朝日新聞)。

では、婚外恋愛のカップルがセックスする際のコンドーム使用率はどのくらいでしょうか。

 

 

おおむね「毎回」「ほぼ毎回」が6~7割という結果になりました。しかし婚外恋愛で妊娠や性感染症という事態になったら大変です。経口避妊薬(ピル)使用者分の数%を差し引いても、使用しないセックスの割合が2割を超えるのはやや高いように思われますが、どうでしょうか。

年代別にみると、次の傾向がみられました。

 

 

30代男性のコンドーム使用率が突出して高いのが目立ちます。30代男性は性的にもアグレッシブな傾向がみられましたが、避妊や性感染症対策を心がけている人の割合が高いようです。

全体的な傾向では年代が上がるごとに「コンドームを使用しない」割合が高まります。特に妊娠の可能性が低くなる50代では4割近くに達することが判明しました。

 

Ⓒレゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/

 

今後の調査予定

今回の報告は、婚外恋愛経験者を対象とした【本調査】の結果分析の第4弾です。次回が「婚外恋愛に関する調査」の最終回で、婚外恋愛経験者における夫婦間のセックス頻度、夫婦仲に迫ります。すでにデータは回収済みですが、驚きの結果が出ました。

次回を終えたら、セックスレス、ロマンチック・ラブ・イデオロギー、セカンドパートナー、既婚者の異性関係など、「現代の夫婦関係の形」「既婚者の新たな生き方・ライフスタイル」をテーマとした調査を実施していく予定です。

今後も私どもの調査について注目していただければ幸いです。

 

◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ

今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。

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