《2023年》 映画鑑賞者人口と分布【前編】
KIQ REPORTでは、全国の15-69歳の男女30,428名を対象に、映画鑑賞状況について大規模アンケートを実施しました。昨年に引き続き、映画鑑賞者の推定人数やその内訳についてご紹介します。
日本の映画鑑賞人口は約4500万人。50-60代に回復傾向あり!
アンケート調査の結果、年1回以上映画館で映画鑑賞する人(以下、映画鑑賞者)は51.3%となりました。男女10-69歳の人口8764万人を掛け合わせると、映画鑑賞者の総数は4494万人。もちろん調査対象外の年代にも映画鑑賞者は存在していますが、インターネット調査はやや数値が実態よりも強めに振れる傾向があり、他の調査結果も鑑みると4500万人は妥当なラインといえるでしょう。
次に昨年の同じ調査と比較します。
昨年は映画鑑賞者の出現率は47.3%でしたが、今年は51.3ポイントと約4ポイント増加しました。人口換算にすると約350万人。性・年代で見ると男女50-60代の中高年層を中心に増加しています。2020年~2021年にかけて新型コロナの感染拡大で映画鑑賞者が急激に落ち込みましたが、本調査でも回復傾向がはっきりと確認できました。
最後に、映画鑑賞者の内訳です。
鑑賞者の出現率に男女差はほとんどありませんが、年齢差がはっきりと表れています。若い人ほどよく映画館に足を運んでおり、男性10代で62%、女性10代では82%に達します。しかし、少子化の影響もあり、構成比に置き直すと男女20代であわせて22%にとどまります。性・年代による差はそれほどなく、幅広い層が参加しているのが映画鑑賞者の特徴でしょう。
次回は、“鑑賞頻度”を加味して、延べ鑑賞者ベースで映画鑑賞者の実態に迫ってみます。
【調査概要】
調査時期:2023年07月20日〜2023年07月27日
調査対象:計30,428名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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