コロナ禍の健康寿命延伸のため、介護美容セラピスト養成強化

株式会社ナリス化粧品

2022.03.31 18:40

全国2000人超のセラピストの中から、地元密着のインストラクターを選抜 。足のトラブルによる寝たきり・転倒が引き起こす要介護を防ぐフットケアセラピーを強化

一般社団法人日本介護美容セラピスト協会(代表理事:谷都美子/大阪市福島区:株式会社ナリス化粧品 100%出資)は、2014年4月の設立以降、心と体の美容療法®を創出。ビューティタッチセラピー®(介護美容)の手法を用いて、マッサージトリートメントやメイクなどの「肌に触れるケア」をとり入れることで、主に高齢者の自立支援やQOLの向上を目指し、全国でビューティタッチセラピストの養成と認定の講座を開催、現在では全国に2,000名を超えるセラピストを輩出しています。 (2022年3月現在/2,154名)  コロナ禍による外出自粛や、施設の対面自粛による行動範囲の狭まりや、人とのコミュニケーションの減少は、じわじわと高齢者の老化の進行を早めています。その中で、当協会では、昨年4月以降、高齢者の歩行困難を引き起こす足のむくみや、転倒防止を目的としたフットセラピー認定インストラクターの養成講座を開始しています。

当協会では、「触れる」ことを最重要視して、セラピストやインストラクターの養成事業を行ってきましたが、緊急事態宣言発令下や、まん延防止等重点措置期間は対面での養成講座の開催を自粛していました。ただし、こういう時こそ、現場で力を発揮したいという声を受け、オンラインで個別学習を可能とする動画などの教材を準備。また、大阪の本部から、オンライン個別授業を行うなど、能力を途切れさせない取り組みを行ってきました。特に県境をまたぐ行動を避けるため、全国のそれぞれの地域でセラピストを養成できるインストラクターの養成に注力し、全国各地にインストラクターを配置できるまでになり、北海道・青森・東京・新潟・愛知・大阪・和歌山・福岡・沖縄で地元密着のインストラクターが生まれました。3月31日~4月2日の3日間、リアルとオンラインでインストラクターの学習をしてきた受講生の認定式を大阪にて行います。

会場:エル・おおさか(大阪府立労働センター)大阪市中央区北浜東3-14

【コロナ禍の歩行減少が引き起こす高齢者の寝たきりや歩行困難】

インストラクターは、ハンドセラピー・フェイシャルセラピー・メーキャップセラピー・介護基礎が総合的に学べる認定基本講座を受け、ビューティタッチセラピストの認定後、3年の実務経験を積み、加えて専門講座であるフットケアセラピーの能力を有したセラピストの中から当協会の推薦を受けた人だけが目指すことができます。フットケアセラピーは、特に力を入れているセラピーで、第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを刺激し、むくみや、足裏のアーチ崩れを防ぐことで、転倒を防止するマッサージトリートメントです。

コロナ禍の昨今、外出機会が減ることで、高齢者の脚力の低下やむくみによる歩行困難が、寝たきりや転倒に繋がり、要介護状態となる現状があります。足のトラブルは、生命に直結するものではないために、軽視されてきましたが、多くの高齢者が足に何らかのトラブルを抱えていることで、自ら歩行することを億劫にし、自立した生活を困難にしている現状があります。

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