暗号・かんたん・クリプタン! 「PPAP」のその次へ。パスワード管理不要、送付方法なんでもOKなファイル転送システム「Cryptan(クリプタン)」ベータ版を提供開始
パスロジ株式会社(東証TOKYO PRO Market上場:証券コード4426、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川秀治。以下、パスロジ)は、パスワード管理不要で、送付方法を選ばないファイル転送システム「Cryptan(以下、クリプタン)」のベータ版を、2022年8月10日(水)に提供開始いたしました。
今、ビジネスで「ファイルを相手に送る」とき、あなたはどうしていますか?
かつて日本では「PPAP」という、ファイルをZIP形式で圧縮して暗号化し、パスワードを別のメールで送る、という慣行が一世を風びしていました。しかし、「セキュリティ的に意味がない」という専門家の発言から、一部の大手企業の中には、これまで慣れ親しんだ「PPAP」を禁止するという動きも出てきています。
こうした企業の多くは「PPAP」の暫定的な代替手段として、クラウドストレージにファイルを保存して、公開範囲を適切に設定し、該当するファイルの「URL」と「パスワード」をメールやビジネスチャットなどで相手に送る、という方法を採用しています。しかし、現在はまさに「安全なファイル送信方法の過渡期」であり、何が正解なのか、どんな方法がベストなのかを、各企業がそれぞれに模索している状況です。
こうした状況の中、パスロジは「PPAP」のその次のソリューションとして、100%安全なファイル転送システム「クリプタン」を開発しました。「クリプタン」は、ファイルを暗号化する際にパスワードの設定が不要で、さらにファイルに送付先として設定されたメールアドレスを持つ「正しい相手だけ」しか開くこと(復号)ができないという、魔法のような世界初のファイル暗号化システムです。
なお、ベータ版ではWindows版のみの提供です。正式版のリリースは、2022年11月を予定しています。
■ クリプタンの主な機能
1. パスワード管理不要!設定だけで自動で暗号化!
従来のバックアップでは、暗号化のためのパスワード設定が必要でした。「クリプタン」では、わずらわしいパスワード設定や管理が不要です。また、パスワード設定が必要ないので、パスワード解読の常套手段である「パスワード総あたり攻撃」を回避できます。
2. ファイルを高度暗号化!開けられるのは「正しい相手だけ」
軍事レベルの暗号方式AES256と弊社の100%認証セキュリティ技術を組み合わせ、世界初の高度な暗号化を実現しています。仮にファイルを第三者が入手しても解読不能なため、ファイルの送信はどんな方法でもOK。電子メールやビジネスチャットはもちろん、オープンなクラウドサービスや共有ファイルサーバー、USBメモリや外付けHDD、SNSや公開掲示板に貼り付けて送っても安全です。
■ クリプタンの使い方
「暗号・かんたん・クリプタン」のフレーズが示すとおり、使い方はとても簡単です。
ファイルを送受信する流れは以下のとおりです。
【 ファイルを送信する側 】
STEP1:送付相手のメールアドレスを設定して、ファイルを「クリプタン」の画面にドラッグすると暗号化ファイルが作られます。
STEP2:暗号化されたファイルを、お好きな方法で送付相手に送ります。
暗号化されたファイルは「STEP1」で送付先として設定されたメールアドレスを持つ「正しい相手だけ」しか開くことができないので、どのような手段で送付しても情報漏えいリスクがありません。
【 ファイルを受信する側 】
STEP3:ファイルを「クリプタン」の画面にドラッグすると、数字の入力画面が開きます。
STEP4:スマートフォンのアプリに表示される数字を入力すると、ファイルが開きます。
※ 実際のアプリ画面のマス目はグレーになりません。
ベータ版では、送信側・受信側ともに「クリプタン」(Windows)と、パスロジのスマートフォン用認証・証明アプリ「4login(フォーログイン)」(iOS・Android)のインストールが必要です。
■ クリプタンの価格
● ベータ版:無料(個人利用/商用・法人利用に関わらず)
● 正式版(11月リリース予定):
・個人利用:無料(ドネーション(寄付)方式を採用)
・商用・法人利用:1ユーザー月額 500円(税込)
※ 正式版リリース時には発売記念「4-4パック」(4ユーザー×4年ライセンス)を期間限定・数量限定で18,000円(税込)で販売予定です。
■ クリプタンの動作環境
● クリプタン本体(ベータ版):Windows 8 / 10 / 11
● 4Loginアプリ:
・Android版:Android 6.0 以上
・iOS版:iOS 12.1 以上
パスロジは、「クリプタン」をファイル転送サービスのデファクトスタンダードにすることを目指し、さらなる開発、市場展開を実施してまいります。
■ パスロジ株式会社について
パスロジ株式会社は2000年の設立より、IT社会において日常的に行われる「ログイン」、「サインイン」といった作業「本人認証」について研究開発を行っているベンチャー企業です。日本において33件、世界各国では合計111件の特許を取得しております。(2022年6月30日時点)
当社の中核となる技術が、創業者で現代表取締役社長の小川秀治が1997年に発明した「パスロジック方式」です。このパスロジック方式を利用した主力製品「PassLogic」は、400社以上の企業や政府機関等に採用実績があります。新型コロナウイルス感染症対策によるテレワーク導入拡大にも迅速に対応しました。2022年6月には、パスロジック方式利用製品の発行ライセンス数は累計144万件を突破しました。「PassLogic」は、完全自社開発の純国産セキュリティシステムなので、海外各国の政府・団体の影響を受ける可能性が低く、安心してご利用いただけます。
【パスロジ株式会社 概要】
社名 :パスロジ株式会社(Passlogy Co., Ltd.)
代表取締役社長 :小川 秀治
設立 :2000年2月24日
資本金 :1億円
上場区分 :東京証券取引所 TOKYO PRO Market(証券コード4426)
所在地 :東京都千代田区神田神保町1-6-1 タキイ東京ビル
業務内容 :セキュリティソフトウエア開発販売
認証 :ISMS/ISO27001
Webサイト :https://www.passlogy.com/
主要製品 :PassLogic、4Login
※ このリリースに記載の内容は、発表当時の情報です。予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※ 記載されている商品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。
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