短詩系公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」10月10日(火)10時10分オープン!

一般社団法人ライトハイク協会

2023.10.10 10:15

今治から俳(HAI)を世界に。

オープン記念として10月は今年の本屋大賞受賞作 凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)とのコラボ企画を実施。原作よりいただく1フレーズに皆さんからの言葉を結び、一編の詩を完成させます。

一般社団法人ライトハイク協会(本部:東京都台東区 代表理事:八塚慎一郎)は、愛媛県今治市の有志企業5社より協賛をいただき、2023年10月10日10時に、世界の人たちと言葉を交わして一編の詩をつくる公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」(https://lighthaiku.com)を2023年10月10日10時10分にオープンしました。

 

ライトハイクとは・・・
季語や定型(5・7・5)等のルールはない自由詩。
上下語数を揃えた「二句一連(Parallel uni-verse)」の詩が、ライトハイクです。
詩を音から解放して、「俳(HAI)」を掲げ、会話形式で言葉を結ぶライトハイクは、
世界中の誰もが気軽に参加できる短詩系文芸です。

 

  • 「ライトハイク」発祥の地 今治

愛媛県松山市が俳句の都と呼ばれるようになったのは、松山藩四代藩主・松平定直が俳諧好きで、芭蕉の弟子である其角に師事したことが発端です。お殿様が俳諧好きということでその家臣にも伝播して、俳諧好きな藩風が出来上がりました。その流れの中で後に子規や虚子が輩出されたと言えます。この定直は松山のお隣、今治藩二代藩主・松平定時の実子でした。

さらに時代を振り返れば、かの村上海賊も詠んだ記録が残る、大山祇神社「法楽連歌」が国の重要文化財として、今治・大三島に遺っています。知識階級の武家や僧侶だけではなく庶民も詠んだ記録があり、<誰かが詠んで、それに誰かがこたえる>という詩形が、かつてこの地で確かに行われていたことが分かります。

松山藩と今治藩の血縁関係のように、俳句の都、松山の隣・今治こそが、「俳(HAI)」を世界に発信するに相応しい場所と考えます。ふたつをUNI(ひとつに)することで、かつて庶民を虜にした、俳諧・雑俳のポエジーが現代に蘇ることでしょう。

そのような地理的・歴史的背景を鑑み、2022年夏、今治西高伯方分校「総合的な探究の時間」で行われた授業の中で、初めてライトハイクの実作が行われました。

 

溶けすぎるアイス

 

という上の句を提示し、生徒さんには上の句と同じ<8文字>という条件で、下の句を付けてもらいました。いろいろな楽しい付け句が出てくる中で

 

消えていく夏休み

 

という秀逸な下の句が付けられ、

 

溶けすぎるアイス

消えていく夏休み

 

というライトハイクが生まれました。

今後、世界で100年、200年続く文芸、文化になることを願う、会話形式で編んだライトハイクの記念すべき最初の作品です。

 

  • 公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」

ライトハイクを世界で楽しむ新しい文芸・文化にするため、公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」では、365日24時間、#laiku を付けての投句(X・旧Twitter  https://twitter.com/lighthaiku  へのポスト)を募集します。

毎月3回、お題(上の句)が出されますので、ひらめいたその時に気軽に #laiku を付けて投句(ポスト)いただけます。毎回、優秀句10句、そこから最優秀句1句が選ばれます。(月に3題、それぞれで計3句の最優秀句)

最優秀句(毎月3名)には、今治の地の物(月替わり)がプレゼントされます。

 

日常の暮らし、人と人との会話の中に、素晴らしい詩が生まれては消えています。

それを捕まえることは、たしかに難しいことですが、たくさんの人が参加すれば、どなたかによって、必ず捕まえることができます。 どなたにも、そのチャンスがあります。

そして、市井(しせい)で見つかった詩は、市井の人たちで「いいもの」だと採り上げたい。

公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」に集まる作品から優秀句を選ぶのはその道のプロではなく、今治文化協会の協力を得て、今治市民の団体・個人が、市民目線で選びます。

  • オープン記念  凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社) コラボレーション企画

  • 凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)

    風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた凪良ゆうが紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

今年の本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』作者である凪良ゆうさんが担当編集者さんとの打ち合わせを通じて題材を探っていく中、今作の担当である「小説現代」編集長・河北壮平さんが今治のご出身ということもあり、物語の舞台を瀬戸内海の島にすることが決まりました。作中、今治の風景がとても印象的に描かれています。

今治から物語が始まる『汝、星のごとく』と同じく、ライトハイクも今治から始まります。今治が結んでくれた縁で、サイトオープン記念としてコラボ企画を実施します。

 

     凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)  ✖️   ライトハイク

    

  • 期間:      2023年10月10日(サイトオープン) 〜 2023年10月31日

  • 企画概要: 『汝、星のごとく」の作中より1フレーズをいただき、

           上の句(お題)として発表します。

            お題発表:2023年10月10日(火曜日)10時10分(サイトオープン時間)

             ・公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」 https://lighthaiku.com  

                                 ・公式X  https://twitter.com/lighthaiku

                         上の句に結ぶ、下の句をXで募集します。

          (上の句と同じ文字数の作品に 投句名 と #laiku を付けてXにポストください)

           詳細は、公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」応募要項をご参照ください。

  • 優秀句(10句)発表

    2023年11月21日 公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」にて

  • 最優秀句(3句)発表

    2023年12月15日 公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」にて

  • 最優秀句賞品(3名)

    地元限定で販売されている、今治タオル「ふわり」(今治タオル工業組合)

  • 協賛

「結ぶ言葉 ライトハイク」は以下の企業様より協賛をいただきオープンいたします。(50音順)

今治造船/今治タオル工業組合/株式会社しまなみ/第一印刷株式会社/株式会社母恵夢本舗

  • 後援

角川「俳句」/ 川柳マガジン / 短歌研究社 / 滑稽俳句協会 / 川柳公論社 / ありがとうサービス / 今治市

 

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種類
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カテゴリ
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自治体など