TPCマーケティングリサーチ株式会社、ナノ医薬品市場について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、
ナノ医薬品市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆ナノ医薬品(nanomedicine)とは、ナノテクノロジーを製剤技術に応用しナノサイズの構成要素をもつ医薬品を指す。2018年に世界初のsiRNA医薬「Onpattro」が脂質ナノ粒子製剤として登場したこと、2020年にmRNA含有脂質ナノ粒子が新型コロナウイルス感染症のワクチンとして承認されたことを受けて、ナノ医薬品やナノDDS技術に対する期待が高まっている。
◆2022年度における世界のナノ医薬品(ワクチン、抗体薬物複合体を除く)の市場規模は、前年度比10.4%増の2兆6,475億円となった。世界市場の6割を占める米国市場は前年度比11.6%増、2割にあたる欧州市場は同8.1%増となっているが、日本市場は同2.1%減と縮小している。
◆種類別にみると、高分子ナノ粒子製剤の市場規模が1兆2,984億円で市場全体の約半数を占めており、ナノ結晶製剤は3割弱、脂質ナノ粒子製剤は1割強を占める。一方、領域別にみると、血液領域と精神領域の市場規模が他の領域より大きく、それぞれ市場の2割以上を占めている。
◆2025年度における世界のナノ医薬品の市場規模は3兆円を超える見通し。さらに、2030年度には3兆3,000億円を超え市場拡大が継続するとみられる。種類別ではナノ結晶製剤が最も高い伸長率で市場が拡大する見通しで、疾患領域別にみると感染症領域が他の領域より高い市場成長が期待される。
◆当資料では、日・米・欧のナノ医薬品市場について地域別及び種類別、疾患領域別市場分析と2025年度及び2030年度の市場予測を行った。また、製品展開と開発状況についてもレポートしている。
【調査要覧】
ナノ医薬品の概要、製品展開、開発状況、市場規模、市場予測(2025年度、2030年度)
【調査実査日】
2023年7月~9月
<資料名>
2023年 世界のナノ医薬品市場
―核酸医薬で注目されるナノDDS医薬品の現状と今後の展開―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/medical_pharm/mr310230621
発刊日:2023年9月28日 頒価:108,900円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com
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