ロシア発、話題の “反独裁”コミック 『サバキスタン』完結第3巻が10月11日(水)発売!
株式会社トゥーヴァージンズ(東京都千代田区)は2023年10月11日(水)に、ロシア人漫画家、ビタリー・テルレツキーとカティアによるコミック『サバキスタン』の完結第3巻を発売いたします。
「サバキスタン」とは直訳すると「犬の国」。その名の通り犬の造形のキャラクターたちが登場する全編フルカラーのコミックです。 全3巻からなる本作は、架空の独裁国家である「サバキスタン」の約50年に及ぶ興亡の歴史を、シニカルなユーモアたっぷりのストーリーと、大胆で鮮烈なビジュアルを多用しながら描ききった魅力的なエンターテインメント作品です。
2023年4月の連載開始から大きな反響を得た本作には、刊行前からラジオや新聞での紹介が続き、第2巻には漫画家のちばてつや氏から寄稿されたファンアートを掲載するなど、ジャンルを問わず多くの作家、著名人から支持を得ています。
この第3巻は、2023年8月より3ヵ月連続で刊行を続けてきた『サバキスタン』のシリーズ最終巻となります。
第3巻あらすじ
未来を信じようではないか――。一つの判決が、過去を裁き、未来を決定する!迷える大国・ロシアから届いた、自由の意義を問いかけるアンチ独裁グラフィック・ノベル、ここに完結!
サバキスタン共和国・ドゥルジヌイ市・地方民事裁判所第1387法廷。被告人席には過去に対する侮辱の罪で起訴されたある老犬。検察側と判事は一方的に被告人を有罪の方向で審議を進め、弁護人との激しい攻防が続いていた。
しかし審理期間中のある日、ある歴史的人物の突然の死を境に、裁判の様相は一変する。果たして老女の犯した罪とは何か。そして判決は――。一つの判決が、過去を裁き、未来を決定する!
血塗られた負の歴史を背負いながら、自由と真実の勝利を信じて闘う勇敢なるサバーカたちの物語、ここに堂々完結!
著者、関係者コメント
私たちの愛するこの物語はフィクションですが、少しずつ現実とリンクする不思議な体験をしました。私と私の母国、そしてサバキスタンがこれからどうなるか分かりませんが、私たちにとっての未来とは、真実を求める意志によって切り開かれるべきものです。
この物語を読み、楽しい時間を過ごし、そして最後に心に残るものがあれば、それほどうれしいことはありません。地球上に暮らす私たち、すべての子どもたちの未来に、安らかな平和があることを願って。
完結記念トークイベント開催!
本シリーズ完結を記念し、10月15日(日)に東京の青山ブックセンター本店にて、完結記念トークイベント「Good story sometimes walks alone」開催が決定!
当日は作者のビタリー・テルレツキー氏、画担当カティア氏と、また翻訳を担当した鈴木佑也氏、弊社編集担当、井上雄樹の4名が登壇いたします。著者と翻訳者が一同に会する貴重な機会となりますため、ぜひお越しください。
日時:2023年10月15日(日)13:00~14:00(開場 12:30~)
会場:青山ブックセンター本店
料金:1,540円(税込)
※トークイベントの題材には第3巻の内容が含まれます。
※トークイベントの後にはサイン会を開催いたします。サインの対象は3巻で、おひとり様1冊といたします。
事前質問も募集中!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdA7NRBP93hrRqf5p1GbPIUs5Mus72Av8_dY-N30xb1-qh2Tw/viewform
詳細はこちら
https://aoyamabc.jp/collections/event/products/10-15-good-story-sometimes-walks-alone
コミックの試し読みページ
Webコミックメディア「路草」にて連載中です。
https://michikusacomics.jp/product/sobakistan
書籍情報
『サバキスタン 3 裁判』
作:ビタリー・テルレツキー、画:カティア、訳:鈴木佑也
定価:1,980円(本体1,800円+税)
仕様:A5変型判(205 mm×150mm×11mm)/オールカラー/144頁
ISBN:978-4-910352-85-5
発売日:2023年10月11日(水)
発行:株式会社トゥーヴァージンズ *発売日は地域によって異なることがあります
≪オンラインでの購⼊はこちら≫
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4910352856
honto:https://honto.jp/netstore/pd-book_32642199.html
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17568035/
『サバキスタン』シリーズ情報
『サバキスタン 1』
作:ビタリー・テルレツキー、画:カティア、訳:鈴木佑也
定価:1,980円(本体1,800円+税)
仕様:A5変型判(205 mm×150mm×13mm)/オールカラー/164頁/並製
ISBN:978-4-910352-81-7
発売日:2023年8月9日(水)
『サバキスタン 2 仔犬たち』
作:ビタリー・テルレツキー、画:カティア、訳:鈴木佑也
定価:1,980円(本体1,800円+税)
仕様:A5変型判(205 mm×150mm×11mm)/オールカラー/144頁/並製
ISBN:978-4-910352-84-8
発売日:2023年9月13日(水)
著者プロフィール
〇ビタリー・テルレツキー(作)
1989年ソ連のレニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。漫画家。2019年~2022年にかけて『サバキスタン』を制作。コミックレーベル「テルレツキー・コミックス」主宰。
〇カティア(画)
シベリア生まれ。漫画家・イラストレーター・アニメーター。サンクトペテルブルクで建築を学びながら、イラストや漫画を描くようになる。本とコーヒーと語学を学ぶことが好き。
〇鈴木佑也(翻訳)
新潟国際情報大学准教授。ロシア・ソ連建築史/美術史、表象文化論。1930~60年代のソ連における大型建築プロジェクトや都市計画、対外建築交流、政治と建築の相関性について研究している。著書『ソヴィエト宮殿 建設計画の誕生から頓挫まで』(水声社)で2023年度日本ロシア文学会賞受賞。
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Worldwide copyright Vitalii Terletskii and Ekaterina Eremeeva ©2019-2023
Japanese Edition ©Yuya Suzuki, TWO VIRGINS 2023
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