『史記』と異なる謎多き人物像『始皇帝』の新常識を完全解説! 『新説 始皇帝学』が8/2発売!
株式会社カンゼン(本社:東京都千代田区)は、新刊『新説 始皇帝学』を2022年8月2日に発売します。 「新説 始皇帝学」詳細 URL:https://www.kanzen.jp/book/b10013869.html
『史記』と異なる謎多き人物像『始皇帝』の新常識を完全解説!
絶賛公開中の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」の中国史監修を務めている歴史学者・鶴間和幸氏の最新刊です。
近年の研究や様々な史料の出土によって新たな人物像が見えてきている「始皇帝」。始皇帝研究の最前線で活躍する歴史学者・鶴間和幸氏が貴重な史料と合わせて余すところなく解説。
読めば、現在開催中の「兵馬俑展」や漫画「キングダム」、映画「キングダム」の世界をさらに楽しむことができる一冊です!
■サンプルページ
■本書「はじめに」
司馬遷の記述は、秦の時代の史料に忠実に書かれている部分もあれば、出土史料と矛盾し、修正しなければならない伝説部分も見られるのです。
出土簡牘(かんとく)に始皇帝の年代の史料が出てくれば、該当する『史記』の基本史料と照合しながら、事実を補正できます。
その補正部分が本書でいう新説です。その補正作業は出土史料が激増しつつある現在では、絶え間なく続くものであり、それがまた始皇帝研究の面白さであろうと考えています。
あえていうならば、現在の私たちは『史記』の記述よりも始皇帝の時代の真実に近づいています。
鶴間和幸
(本書「はじめに」より抜粋)
■もくじ
●序章 始皇帝研究を知るための予備知識
出土史料、始皇帝年表
コラム:定説がくつがえされた文帝陵
●第1章 変わりゆく始皇帝像
始皇帝の名前、秦王即位時の権力構造、始皇帝陵造営の開始時期、嫪毐の乱と始皇帝、始皇帝と皇太后、禁書坑儒の実態、遺詔をめぐる異説…など
●第2章 秦という国の実像
秦と西方の関わり、秦と外国人、出土史料が伝える六国統一、占領地の疫病対策、金人十二体が持つ意味、出土史料が伝える秦の戦争、秦と殉死…など
●第3章 始皇帝に関わる者たち
昌平君、昌文君、李斯、王騎、李信、王氏一族、蒙家一族、六国の王…など
始皇帝関連人物小事典
■著者プロフィール
鶴間和幸 (つるまかずゆき)
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。
茨城大学教養学部助教授としてつとめたあと、1985年よりおよそ1年間、中国社会科学院歴史研究所外国人研究員として中国にて研究・調査。
1996年より学習院大学文学部史学科で教授をつとめ、現在は名誉教授・専門は中国古代史。
『劇場版キングダム』では中国史監修をつとめる。著書は「人間・始皇帝」(岩波新書)、「ファーストエンペラーの遺産 泰漢帝国」(講談社)など多数。
■商品概要
書名:新説 始皇帝学
著者:鶴間和幸
出版年月日:2022/8/2
ISBN:9784862556547
判型:A5判 ページ数:208ページ
定価:1,980円(税込)
詳細URL:https://www.kanzen.jp/book/b10013869.html
株式会社カンゼン
営業部
担当:宇佐美光洋
TEL:03-5295-7723
MAIL:k-usami@kanzen.jp
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