「子どもの権利擁護シンポジウム2023」を、9月11日に開催
テーマ: 民間子どもワンストップセンター(CAC)と行政(MDT)
特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ(横浜市中区 代表理事:田上幸治、飛田桂 以下「つなっぐ」)は、”民間子どもワンストップセンター(CAC)と行政(MDT)~国・地方・民間 すべての力を子どもに”をテーマに子どもの権利擁護シンポジウム2023を衆議院第一議員会館で、9月11日に開催します。
シンポジウム開催の背景
米国では、全米で大きなプロジェクトとして、児童虐待について、40年以上前から現在も取り組みを続けています。 日本でも、米国のしくみの一部が導入されており、例えば、2015年には警察・検察・児童相談所の三機関連携が導入され、2023年には刑事訴訟法の改正にもつながりました。
この改正は、三機関連携を促進させるとともに、米国において実施されているような、日本全国での官民を超えたプロジェクトの促進をも期待させるものでもあります。
当法人は、多機関多職種(MDT)で連携し被害を受けた子どもが、司法面接や系統的全身診察を受け、その後、心身の回復につながる支援を切れ目なく受けられるようにする「子どものためのワンストップセンター(CAC:チャイルドアドボカシーセンター)」が必要と考え、米国の取り組みを参照したNPO法人を設立し、活動を続けてきました。
当シンポジウムでは、 日本の現在地点を確認しながら、当法人のこれまでの実務と研究について報告し「子どものためのワンストップセンターと子どもの権利擁護(アドボカシー)」を考えるための議論を行います。
開催概要
・開催日時 2023年9月11日(月) 13:00~17:00
・場所 衆議院第一議員会館 B1 大会議室
・テーマ ”民間子どもワンストップセンター(CAC)と行政(MDT)
~国・地方・民間 すべての力を子どもに”
・主催 特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ
・共催 京都産業大学 社会安全・警察学研究所
プログラム内容
■行政報告(調整中)
■子どものためのワンストップセンター
①特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐの活動について
②司法面接の取組について:新司法面接プロジェクト事業報告
「日本全国で標準的に子どもたちが司法面接を受けられるために」
③系統的全身診察の取組について:RISTEXシナリオ創出フェーズ
「性虐待の被害を受けた児童が心身回復につながる医療機関を
ハブとするCACモデルの 構築」事業報告
④付添犬の取組について
■基調講演(逐次通訳あり)
リンダ・コーディスコ・スティールさん
(Linda Cordisco Steele, Med, LPC, National Children’s Advocacy Center)
■ビデオメッセージ
アマンダ・グリフィスさん 連邦検事補
(Amanda Griffith, Assistant United States Attorney, Southern District of California)
■日本の未来へ向けて
基調講演 講師について
リンダ・コーディスコ・スティールさんは全米のみならず、全世界における「司法面接」の第一人者です。
アメリカでは全米に、あたりまえに存在する、虐待された児童を救済するためのワンストップセンターCAC:チャイルドアドボカシーセンター。そこでは、医師、警察、児童相談所、司法面接者が、一堂に会して、子どものために対応します。その始まりは「司法面接」です。
当法人において、新司法面接プロジェクトをコンサルテーションいただいた経験をもとに、日本でも、官民を問わずに皆で集まり、日本中の子どもが標準的にワンストップサービスを受けられるためのCACの普及と、司法面接、系統的全身診察の拡大、そのために必要な多機関多職種(MDT)によるしくみ作りについてもお話しいただきます。
NPO法人子ども支援センター「つなっぐ」について https://tsunagg.com/
虐待、性暴力の被害を受けた児童が、中立な立場でのインタビューをうけ、権利擁護のための手続きやサポート、身体的、精神的なケア等がワンストップで長期的に受けられることを支援しています。
[本件に関する報道関係者のお問い合わせ先]
特例認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ 担当:事務局長 新井
TEL:045-232-4121/ E-mail: info@tsunagg.org
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