ペンシル、新ステージのマーケティングアプローチ「AX(Append Experience)」を提唱
より高い視点で、多面的に「企業の価値向上」に向き合うために
研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開する株式会社ペンシル(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:倉橋美佳、以下:ペンシル)が、従来のマーケティングを革新し、より高い視点で、多面的に「企業の価値向上」に向き合うための新ステージのマーケティングアプローチ「AX(Append Experience)」を提唱。研究を進めサービスを展開していきます。
AX(Append Experience)とは
・消費者であると同時に、株主でもある
・従業員であると同時に、熱烈なファンでもある、その家族が投資家である
・KOC(Key Opinion Consumer)と深いつながりがある求職者が自社のファンになった
消費者が従業員にも株主・投資家にもなり得、求職者がファンになり、KOC(Key Opinion Consumer)を連れてくるということが起こり得るのが現状です。これは「つながり」が重視され、日常となった現代において重要な意味を持ちます。消費者という1面のみを捉えていては、企業運営・事業成長に欠かせないさまざまな側面を見落として、企業価値を大きく下げる結果に繋がりかねません。
消費者ではなく、流動的で多面的な1人の人間として捉え最高の体験を届けていくこと。これが、これまでのマーケティングアプローチを革新する「AX(Append Experience)」の考え方です。
ペンシルでは「AX(Append Experience)」を捉えやすいものにするために、ユーザーの多面性と体験価値を従業員「EmX(Employee Experience)」、求職者「CaX(Candidate Experience)」など6つのカテゴリで捉え、マーケティング研究を行っています。
AX(Append Experience)のキーとなる「AEM(Append Engagement Management)」
ペンシルが2019年に発表した「つながり=エンゲージメント」を核としたマーケティングアプローチ「CEM(Customer Engagement Management)」。この「つながり=エンゲージメント」を核とする部分はAX(Append Experience)でも変わりません。
AX(Append Experience)では「顧客・消費者(Customer)」以外の側面でもエンゲージメントをコントロールしていくことが求められます。つまり、マーケター・マーケティング担当者はCEM(Customer Engagement Management)の考え方を「AEM(Append Engagement Management)」にアップデートする必要があります。
これはCRM(Customer Relationship Management)においても同様で「ARM(Append Relationship Management)」にアップデートする必要があります。CustomerをAppendへアップデート、CEM(Customer Engagement Management)はAEM(Append Engagement Management)へアップデート、CRM(Customer Relationship Management)はARM(Append Relationship Management)にアップデートする必要があるのです。
AX(Append Experience)の重要キーワード「世界観戦略」と「エンゲージメントパルスアップ」
ここまで、企業価値を向上させるためのAX(Append Experience)、AXを推進するためのAEM(Append Engagement Management)という考え方について触れてきました。これらを実現するための重要なキーワード、それが「世界観戦略」と「エンゲージメントパルスアップ」です。
「世界観戦略」とは、企業が持つ個性を人・モノに落とし込み、唯一無二のワールドを作り上げることを指します。似た概念としてブランド戦略が挙げられますが、ブランド戦略は「企業がユーザーに一貫性のあるメッセージを届ける」という企業主体のものですが、世界観戦略は「ユーザーが企業の持つ世界に触れに来る・メッセージを受け取りに来る」というユーザー主体の考え方になります。
ユーザーにとって自然なエンゲージメントを結んでいくこと、それが「世界観戦略」の考え方です。そうしてユーザー主体で自然に結ばれたエンゲージメントは、より強固な結びつきとなります。
そして、このエンゲージメントが途切れる、つまりエンゲージメントブレイクのリスクを効果的に低減するために、人の感情線を揺らし、波形を生み出すという考え方がもう一つのキーワード「エンゲージメントパルスアップ」です。この「エンゲージメントパルスアップ」は認知〜ファン化という大局ではもちろん、それぞれの接点の中でも発生させる必要があり、フラクタル構造として捉えることが重要です。
AX(Append Experience)を表現し体系化した「デジタル戦略成功シート3.0」
ペンシルでは「企業の価値向上」に向き合うための新ステージのマーケティングアプローチ「AX(Append Experience)」の提唱とともに、「AX(Append Experience)」に連なる概念を表現・項目として体系整理した「デジタル戦略成功シート3.0」を生み出しました。その数は、112ジャンル、777項目に及びます。オフィスには3Dの成功シートを設置し、ユーザーを多面的に捉え「企業の価値向上」を実現するための羅針盤として活用しています。オフィスにお越しの皆さまには、実物をご覧いただけます。
今後の展望
ペンシルでは企業価値向上を目的とした「AX(Append Experience)コンサルティング」を開始しました。流動的で多面的な1人の人間として捉え最高の体験を届けていく革新的なマーケティングアプローチで、より多くの企業価値向上に貢献するとともに、さらなる研究を進めながらサービス展開を行なってまいります。
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