~「あたりまえをたやさないまち」池田町~ いよいよ来月開催!「能楽の郷 池田 葉月薪能(はづきたきぎのう)」
能楽文化が根ざす福井県池田町では、令和5年8月11日(金・祝)、須波阿湏疑神社境内にて「葉月薪能」を開します。今年も町をあげて、夏の特別な一夜の準備を進めています。
福井県池田町は、鎌倉時代から続く「水海の田楽・能舞」をはじめ、貴重な伝統文化を今に受け継ぐ「能楽の郷」として知られています。その池田町で昨年23年ぶりに開催し大好評を博した「葉月薪能」を、今年も8月11日(金・祝)に開催します。夏の特別な一夜に向けて、現在、町ぐるみで準備を進めています。
第一部の民俗芸能交流会では、ともに国の重要無形民俗文化財に指定されている池田町の「水海の田楽・能舞」と京都市の「嵯峨大念佛狂言」から演目が披露されます。今回は、「水海の田楽・能舞」の中で唯一、10代の若者が舞手を務める「あまじゃんごこ」がトップバッターを飾ります。
第二部の能狂言では、京都の「大蔵流狂言」と「金剛流能」をご鑑賞いただきます。能狂言の面には、池田町が開催した「第20回全国能面公募展」の優秀作品3面が使用されます。現代の面打ち師にとって自分の制作した能面が舞台で使用されるのは大変貴重で名誉なこと。能面作家にとっても晴れの舞台となります。
さらに、今年は会場内に飲食ブースを設け、手打ちそばやお赤飯、米粉のお菓子など、池田町のご当地グルメを販売します。池田町の食品加工研究支援施設「食ラボ」にて開発中の新商品「池田まんじゅう」もこの日にデビューする予定です。また、参道を照らす約1,000個のエコキャンドルや約300発の打ち上げ花火など、薪能からの帰り道も楽しんでいただける演出を準備しています。
「変身・能役者体験(予約優先)」や「創作能面展」「池田の古面のパネル展」などの関連イベントも開催。当日はJR武生駅・福井駅よりシャトルバスも運行します。この夏はぜひ、池田町に足をお運びください。
葉月薪能概要
【主催】福井県池田町/池田町教育委員会
【日時】令和5年8月11日(金・祝)16:00開場(17:00開演、20:30頃終演予定)
【場所】須波阿湏疑(すわあづき)神社境内(福井県今立郡池田町稲荷13-1)
※雨天時は「能楽の里文化交流会館(池田町薮田5-1)」に変更。A席はこちらで鑑賞又は払い戻し、B 席は払い戻しのみ。当日朝9時までに https://www.e-ikeda.jp/event/p004512.html にて発表。
【演目】
-
水海の田楽・能舞より 田楽「あまじゃんごこ」、能舞「田村」
-
嵯峨大念佛狂言より 「釈迦如来」
-
大蔵流狂言「二九十八」(演者 茂山七五三 茂山宗彦 ほか)
-
金剛流能「泰山府君」(演者 金剛永謹 金剛龍謹 ほか)
【料金】※全席自由席
-
A席400席:前売3,000円(当日3,500円)
-
B席400席:前売2,000円(当日2,500円)
【前売券販売】
-
チケットぴあWEB(Pコード520-214)http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2321477
-
池田町(こってコテいけだ等)
-
福井市(パリオ、ベル)
-
坂井市(アル・プラザアミ、ハートピア春江)
-
大野市(ヴィオ)
-
鯖江市(アル・プラザ鯖江)
-
越前市(武生楽市、シピィ、いまだて芸術館)
【公共交通機関でのアクセス】
■東京方面から JR東海道新幹線~特急で武生駅下車、武生駅より車で約35分
■大阪・名古屋方面から JR特急で武生駅下車、武生駅より車で約35分
■金沢方面から JR特急で福井駅下車、福井駅より車で約45分
※池田中学校グラウンド(福井県今立郡池田町稲荷20-14)に無料駐車場あり
会場行きシャトルバスが運行します!
※要予約(池田町教育委員会事務局 TEL:0778-44-8006)
・JR武生駅⇔薪能会場(片道1,000円)
・JR福井駅⇔薪能会場(片道1,000円)
福井県池田町町長 杉本博文からメッセージ
池田町は、古くから伝わる能楽文化が現在でも生きている地域です。当イベントは「伝統と誇り」をテーマに、当町を多くの方々に知ってもらい訪れてもらうことを目的としています。当日は、能・狂言・民俗芸能の公演に加え、能役者体験、地元産の食、青年団によるエコキャンドルのライトアップ等、訪れた方が「能楽の郷 池田」を堪能できる一日となるよう、町が一丸となって準備を進めております。この薪能を通し、受け継がれてきた伝統と地域の活力を体感していただくことで、地域への誇りの醸成と農村が持つ価値を再認識する機会となることに期待しています。
葉月薪能の注目ポイント
演目や関連イベントなどの見どころ情報をご紹介します。
【第1部】民俗芸能交流会
-
水海の田楽・能舞より 田楽「あまじゃんごこ」、能舞「田村」
-
嵯峨大念佛狂言より「釈迦如来(しゃかにょらい)」
■トップを飾る舞手は地元の中高校生
池田町に760年以上受け継がれる「水海の田楽・能舞」は、鎌倉幕府第5代執権・北条時頼が雪で立ち往生した時、村人達が「田楽」を舞い、お礼に時頼が「能」を教えたのが始まりとされています。今も毎年2月15日、住民たちによって田楽四番と能舞五番が奉納されています。今回上演される「あまじゃんごこ」は、荒ぶる神々を鎮め世界を清める舞で、地元の中高校生が演者を務めます。夏休み返上で稽古に励み、本番に臨む予定です。
【第2部】葉月薪能
-
大蔵流狂言「二九十八(にくじゅうはち)」 出演:茂山七五三(しげやましめ)、茂山宗彦(しげやまもとひこ)ほか
-
金剛流能「泰山府君(たいさんぷくん)」出演:金剛永謹(こんごうひさのり)、金剛龍謹(こんごうたつのり) ほか
■「全国能面公募展」の受賞作の面が使用されます
池田町では平成9年から「全国能面公募展」を定期的に開催しており、優秀作品は主要流派の舞台で使用されてきました。今回は、令和4年度に募集した「第20回全国能面公募展」の優秀作品の中から3面が選ばれ、8月11日に晴れの舞台を迎えます。
能面公募展HP https://www.facebook.com/nohmenkouboten
【関連情報1】会場周辺で飲食や薪能グッズを販売
会場内では、そば打ち名人による十割そばや、手作りの赤飯、ます寿司、米粉のお菓子などを販売予定。
また、池田町の食品加工研究支援施設「食ラボ」にて開発中の、地元野菜をたっぷり使った「池田まんじゅう」が初めてお披露目される予定です。
さらに、会場内ではTシャツなどの記念グッズも販売します。池田町の木工体験施設「ウッドラボいけだ」でも、若き職人たちが葉月薪能を記念したお土産品の開発も進めております。こちらもご期待ください!
■食品加工研究支援施設「食ラボ」について
池田町の農産物を活かした商品開発を支援するため、平成30年4月に誕生。様々な食品加工機器を利用することが出来、ここから新しい商品も生まれています。
https://www.town.ikeda.fukui.jp/shisetsu/sonota/p002416.html
■「ウッドラボいけだ」について
面積の9割以上を森林が占める池田町で、木材利用・木育活動を活発に推進する拠点施設。木工商品の開発や木工体験の受け入れを広く行っています。
https://ikeda-kibou100.jp/project/woodlabo/
【関連情報2】地元青年団が1,000個のエコキャンドルを準備
池田町では平成14年から生ごみや廃油のリサイクル活動に取り組んでいます。薪能会場周辺の参道を彩るのは、回収した廃油で作られたろうそく(エコキャンドル)約1,000個。池田町青年団を中心に、町民みんなで協力して作ったエコキャンドルの優しい光をお楽しみください。
■池田町のリサイクル活動について
池田町では環境への負荷を減らすため、町と住民、NPOが協力して、廃油や生ごみを回収しています。廃油はエコキャンドルなどに再利用、生ゴミは牛ふんやもみ殻と混ぜて良質なたい肥となり、池田町の田んぼや畑に還っていきます。
https://www.town.ikeda.fukui.jp/kurashi/anzen/1361/p001245.html
【関連情報3】池田町の伝統芸能を肌で感じる特別な体験も
池田町の「水海の田楽・能舞」で平成12年まで実際に使われていた能装束と能面(レプリカ)を着装、能面美術館内の舞台に立ち、地元保存会の方々の指導を仰ぎながら、所作体験と記念撮影ができます。能面を着けたときの視野の狭さや衣装の重さなどを体験することが出来る貴重な機会です。
【変身・能役者体験】
・日時:8月11日(金・祝)10:00~15:00
・場所:能面美術館(福井県今立郡池田町志津原17-2)
・定員18名、1人5,000円(約30分)
※事前予約優先〈(一財)池田屋DMO準備室 TEL:0778-44-8060〉
■水海の田楽・能舞の伝承ついて
池田町・鵜甘神社にて毎年2月15日に奉納されている「水海の田楽・能舞」は、現役の舞手が自分の後継者を指名して、一対一で振付を伝授する方式で代々受け継がれてきました。舞人、囃し方、着付けにいたるまで、全て水海地区の住人が担い、鎌倉時代から760年続く歴史ある伝統行事を守り続けています。
《葉月薪能についての最新情報は https://www.e-ikeda.jp/event/p004512.html にて発表いたします》
「あたりまえをたやさないまち」池田町
福井県池田町は人口約2,300人、森に囲まれた小さな町です。
心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指しています。
池田町町長・杉本博文
「人々が共同して暮らす小さな社会だからこそ、 人々が関わりあえる、相互扶助が生きるまちでありたいと願っています」
企業担当者の連絡先を閲覧するには
会員登録を行い、ログインしてください。