2023年6月25日、手越村では、今年も「田ぐるま掛け」体験が行われました
今年で3年目となります。
今回は地元の西田学園の子どもたちに昔ながらの農法を体験してもらいました。
田ぐるまという農具は、除草を行う道具です。昔は手動のものでしたが、その後エンジンを搭載した機械が登場し、最近では手間がかかるために田ぐるま掛け自体を行う農家が減少しています。
しかし、田んぼの雑草を取り除き、稲の周りの土をかき回し、空気を入れてガスを抜くという農法には素晴らしい効果があります。
手越村では手間を惜しまないことで実る美味しいお米を通して、「育てることの」大切さも学んでほしいと思っています。
当日は天候に恵まれ快晴。まず初めに、西田町アグリプロジェクトの方から詳しい説明や注意点を聞き、やる気に満ちた様子で子どもたちは田んぼへ進んで行きます。
田植え体験で田んぼの泥には慣れたと思っていた子どもたちでしたが、2か月後の田んぼはまた違った状態で、苦戦しながら体験をスタートしました。しかし、子どもたちはすぐにコツをつかみ、道具の操作方法を覚え、その早い学習能力には大人たちも驚きました。中には一人で道具を操作できる子もいて、その習得力の高さに感動しました。
田んぼの除草作業には子どもたちだけでなく、アヒルたちも協力してくれました。
アヒルを田んぼに放し、雑草や害虫を食べてくれる農法のひとつです。
一生懸命足で土をかき混ぜながら、アヒルたちは田んぼの草や虫を食べてくれました。
そしてアヒルたちがのびのびと田んぼを駆け回る姿は、とても可愛らしく、私たちを癒してくれました。
天気は最高でしたが、その分暑く重労働でした。しかし、子どもたちからは「楽しかった!」という声がたくさん聞かれました。
田んぼのある地域に住んでいても、なかなか田んぼに入る機会は少なく、農業について学ぶ機会も限られている子どもたちですが、今回の田ぐるま掛け体験を通じて、農業の大切さを実感し、未来の農業への関心が高まることを願っています。
我々プラットふくしまと西田町アグリプロェクトは引き続き、地域の農業の発展と未来の子どもたちの成長を応援していきます。https://plat-f.jp/
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