逆転の発想に基づくさかさま不動産が 「イノベーションネットアワード2023」にて「優秀賞」を受賞 ~新規創業や地域の賑わい創出にも寄与するとして高評価~
物件を借りて挑戦したいことがある人の想いを可視化して貸主を募集するサービス「さかさま不動産」を運営する株式会社On-Co(本社:三重県桑名市、以下 On-Co)は、全国イノベーション推進機関ネットワーク事務局が主催する「イノベーションネットアワード2023」の「優秀賞」を受賞しました。
イノベーションネットアワードとは
「第12回地域産業支援プログラム表彰事業(イノベーションネットアワード 2023)」は、国内各地域における、新事業・新産業創出を目的とする、地域の特性に応じた優れた企業支援の取組を評価、普及するための表彰制度です。
受賞理由:新規創業や地域の賑わい創出にも寄与する取組み
さかさま不動産は、家の情報ではなく「借り手」の情報を開示してマッチングをするサイト(※)です。従来の不動産流通の仕組みを逆にすることで、「貸す人は選びたい」「情報を公開せず借り手を探したい」と考える非流通空き家の所有者へのアプローチや、チャレンジ精神を持つ人を地域に誘致するしたい人などに有効です。
これまでに20件のマッチングがあり、うち19件の起業実績を通して、地域に新たな文化やビジネスが生まれました(2023.4時点)
また空き家を介した関係性づくりに共感が集まり、宮城県や鹿児島県など10ヶ所にて支局が開設されたのに加え、30を超える地域から問い合わせが入っているなど、全国に広がりつつあります。
これらは、逆転の発想に基づく独自性の高い取組みであると共に、空き家対策の課題である「市場に出てこない空き家」を流通させるだけでなく、新規創業や地域の賑わい創出にも寄与する取組みであると評価され、今回の受賞となりました。
※サービス開始:2020年6月|HP:https://sakasama-fudosan.com/
背景
少子高齢化や人口減少などにより増え続けている空き家。2040年には空き家率は40%を超えると予測され深刻な社会問題となっています(※1)。国土交通省によると、売却・賃貸等のために情報を広く一般に提供してもよい所有者は15.6%のみ、情報公開はしたくないものの、まちづくりのための利活用であれば検討するという所有者は70%以上というデータが出ています(※2)。 ※1 総務省の住宅・土地統計調査 ※2 国交省「空き地等に関する所有者アンケート」
さかさま不動産で物件と出会う面白さとは
さかさま不動産は、物件情報を不特定多数に公開することなく借り手を探せる仕組みであるに加えて、借り手の魅力が刺激となり、”誰にでも貸したいと思っているわけではない”物件オーナーから、「文化的な活用であれば貸したい」などの問合せも増えています。
発想のベースは、代表陣が約10年間、同じエリア内にて数軒の空き家を挑戦の場として利活用する中、”君たちなら貸したい”と応援してくれる大家と出会い支えられたこと。
これまでマッチングを通して文化と商売が生まれ、地域活性に繋がっています。どの事例もさかさま不動産だからこそ生まれた温かな展開で「普通は出会えなかった大家と借主」「諦めかけていた夢が叶った」「開業後も大家が常連」「開業前から街が応援してくれる」などの関係性による物語が織り成されています。
今後の展開
持続可能なまちづくりにおいて大切なのは、ただ空き家をうめるのではなく新たな仕事と文化を生む、より良いマッチング。6/30には10ヶ所目の支局となる「さかさま不動産やまなし支局」が立ち上がります。
今後も地域を支える方々との連携を図り、物件を探す方法が従来の「家ベースの不動産屋」に加えて、「人ベースのさかさま不動産」が選択肢になる社会を目指します。
■7/3 さかさま不動産定例会 http://ptix.at/ZlDJRU
■7/3 さかさま不動産支局説明会 http://ptix.at/Cweenz
株式会社On-Coについて
共同創業:水谷岳史/藤田恭兵|設立:2019年3月|本社:三重県桑名市西別所1375|事務所:名古屋市西区新道1丁目13-15昭和ビル|HP:https://on-co.jp/|ミッションは「社会の前座」。強みは社会に必要と感じた概念を具現化させること。さかさま不動産や上回転研究所、丘漁師組合などを展開している。
本件に関するお問い合わせ
窓口:福田 TEL☎:080-5984-7800 mail✉:support@on-co.co
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