折り鶴再生紙でできた扇「Re:ORIZURU FANO」新発売
- 世界中から広島に届く千羽鶴。障がい者アート×市大芸術学部研究室により、再び羽ばたく -
株式会社ソアラサービス(本社:広島県広島市・代表取締役社長:牛来 千鶴)が展開する広島発のPeace ブランド「EARTH Hiroshima(アースヒロシマ)」は、紙リサイクル製品の企画・開発・販売などを行う株式会社カミーノ(本社:東京都港区、代表取締役:深澤 幸一郎)が展開する「FANO(ファーノ)」とのコラボレーションにより、折り鶴再生紙を使った扇「Re:ORIZURU FANO(リ・オリヅル ファーノ)」を販売開始いたしました。
-世界中から集まった千羽鶴に込められた想いが「Re:ORIZURU」として、ふたたび世界へー
「Re:ORIZURU FANO」は、EARTH Hiroshimaのうち「折り鶴再生紙(※1)」を使ったサスティナブルな商品ライン「Re:ORIZURU(リ・オリヅル)」の新ラインナップとして、この度新たに追加されました。
広島市に位置する平和記念公園には、毎年世界中から平和を願い、たくさんの千羽鶴が贈られます。
その数、約1,000万羽(約10t)。この折り鶴に託された想いを世界中に広め、手にした人がホッと優しい気持ちになれるように…そう願い、「Re:ORIZURU」は、折り鶴を再生紙として蘇らせた「折り鶴再生紙」に新たなデザイン価値を与え、皆さんの手に取ってもらえるグッズとして生まれ変わらせています。
この「Re:ORIZURU」の取り組みと、折り鶴再生紙を使った扇を展開する「FANO」のコンセプトが共感し、今回のコラボレーションが実現。広島市のNPO法人「コミュニティリーダーひゅーる ぽん」と、広島市立大学 芸術学部とのタッグによるオリジナルデザインが施された扇「Re:ORIZURU FANO」が誕生しました。
-アーティストは障害のある方たち。広島市立大学 芸術学部の研究室がデザイン-
発売する3つの扇、「Re:ORIZURU FANO-smile-」、「Re:ORIZURU FANO -passion-」、「Re:ORIZURU FANO -more smile-」の柄は全て、就労継続支援B型事業所「ぽんぽん」(広島県広島市・運営:NPO法人「コミュニティリーダーひゅーる ぽん」)に通う利用者の方々によって描かれました。その文字や表現をもとにフォントやパターンが制作され、アートディレクター・納島 正弘教授率いる広島市立大学芸術学部の研究室により、デザインが施されました。
扇を広げれば、笑顔が広がる。その瞬間、独創的で遊び心の溢れるイラストが、見る人の心をポジティブにしてくれます。どこか不思議で、優しく、温かみを感じるデザインに仕上がりました。
~「Re:ORIZURU FANO」商品概要~
■価格 3,850円(税込)
■素材 《扇面/パッケージ》折り鶴再生紙(折り鶴再生パルプ30% / 牛乳パック再生パルプ70%)
《持ち手柄部分/紐留め具》ヒノキ間伐材
■サイズ 《全開時》長さ33cm/扇の直径22cm 《収納時》長さ24cm
■原産国 日本
■その他 収益の一部は、社会貢献活動「ongaeshiプロジェクト」の活動資金に使用いたします。
*ケースにも「折り鶴再生紙」を使用しています*
NPO法人「コミュニティリーダーひゅーる ぽん」の想い
私たちが大切にしたコンセプトは、アーティストとデザイナーが協働で創作するからこそ生まれる面白さの追求です。障がいのある方の表現が製品化された時により魅力的なものになるよう、彼らの文字やアート、日常的な表現からフォントやパターンを制作し、それらをデザインして新しいアプローチを行いました。
アートは、製品などに二次利用するためのパターンにすることを目的に選出し、文字もフォントデータとして様々な用途で使えるように、共に制作しました。ただ原画をトリミングするだけでなく、新しい表現の提案として社会に出ていくことを期待しています。
- 折り鶴再生紙でできた扇「FANO」 -
「FANO」は、広島に贈られた折り鶴の再生紙を利用してデザインした扇です。
広島市のイニシアティブではじめられた、折り鶴に込められた平和への思いを昇華する取り組み。カラフルな折り鶴のかけらが所々に残り、一枚一枚異なった様々な表情を楽しめ、自然なクリーム色がかった風合いは和紙の素材感と相まって柔らかな表情となっています。
折り鶴を折り、贈って下さった世界中のみなさんへ、日本人ならではのアイデアと技術を活かして、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
FANOとして生まれ変わった折り鶴たちが、「平和の風」を世界中に届けてくれるよう、わたしたちは願っています。
<「Re:ORIZURU FANO」プロジェクトメンバー>
■プロデュース・販売/EARTH Hiroshima
高い技術を持つ広島の製造業と優秀なクリエイターを繋ぎ、商品を開発~販売までトータルプロデュース。また、世界中から広島へ贈られてくる折り鶴を再利用した「折り鶴再生紙」を使ったエコでエシカルなブランドライン「Re:ORIZURU」の商品などを開発し、広島の技術や魅力を全国・海外に通用するアイテムとして発信しています。
■プロダクトデザイン・販売/株式会社カミーノ
ものをどのような素材で作り、それを人々がどのように使っていくかを真剣に考え、行動する会社です。貴重な地球の資源をどのように大切に使っていくかというサステナビリティへのこだわり。社会参加や平和貢献というソーシャルグッドへのこだわり。そして、美しさと機能の両立というデザインへのこだわり。カミーノは、これらのこだわりを忘れない、サステナブルな社会を実現する会社でありたいと考えています。
■原画提供:NPO法人コミュニティリーダー ひゅーる ぽん
私たちは、障がいのある方の社会参加のかたちは多様にあると考えています。私たちが運営する就労継続支援B型事業所「コミュニティほっとスペースぽんぽん」では、仕事だけではなく、人や社会とつながりながら、より豊かに、幸せに、自分らしく生きていくことを大切にしています。
そのひとつの手法・方法として、私たちは表現活動(アートや演劇など)を通して人と繋がることや、作業に取り組みながら社会参加に必要なマナーの習得などに取り組んでいます。
■デザイン:広島市立大学芸術学部 342研究室(納島 正弘教授)
当研究室では、個人研究として障がいのある方が描いたアートをフォントやパターンにして、”Peace font”としてデザイン提案しています。コンセプトは、「子供であれ、老人であれ、障害者であれ社会的弱者と言われる方々の笑顔が平和であることのバロメーター」。このフォントやパターンが、その笑顔を生み出してくれることを願っています。
~株式会社ソアラサービスについて~
広島に“あったらいいな”をカタチに。広島の新しい価値と魅力をつくりだすことを目的に、クリエイターなどの創造的な事業者が集い、関わりながら、「人」と「モノ」を創造し発信する会社です。2016年より世界へ届ける広島発のPeaceブランド「EARTH Hiroshima」を展開。
1.拠点事業
"あったらいいな"をカタチにする広島のシェアオフィス「SO@Rビジネスポート」
2.モノづくり事業
地場企業とクリエイターのコラボ商品開発
《自社ブランド》
・広島発のPeaceブランド「EARTH Hiroshima」
・折り鶴再生紙を使ったサステナブルブランド「Re:ORIZURU」
3.ビジネス支援事業
広島のプロ紹介「THEプロフェッショナル広島」
創業支援(セミナー・ロビートーク・交流会・個別相談・起業家カバン持ちほか)
・SO@R創業支援プログラム「Boost Up」(2022年10月~2023年1月)
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