■ストレス社会で注目される「涙活（るいかつ）」

「涙活（るいかつ）」とは、意識的に涙を流すことでストレスを発散する方法です。人は2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が、交感神経（＝緊張や興奮を促す神経）から副交感神経が優位な状態（＝脳がリラックスした状態）へスイッチされると言われています。泣くことで脳が癒やされ、たまったストレスをスッキリ解消。また「心の混乱」や「怒り」、「敵意」も軽減することが研究でわかっています。

甘いものを食べる、お酒を飲む、カラオケに行く、スポーツをするなど、ストレス解消方法はさまざまありますが、どれもいくらかの時間がかかります。「涙活」は、2～3分でできる手軽なストレス解消方法です。

正解もなく、終わりのない育児。親たちがストレスでへとへとになっている現状があります。成長中の子どもは常に目が離せません。朝起きてから寝るまで子どもが中心の生活は、毎日手一杯です。子どもが幼いほど、食事やお風呂などにつきっきりとなり、自分のことはいつも後回しになります。シングルや夫婦2人だったころと比べると、自分を労わる時間を取れず、イライラがたまってしまうものです。

また、幼少期は手がかかるものだとわかっていても、言うことを聞かない子どもについイライラしがちです。まだまだ親に甘えたい、一緒に遊びたい時期でもあるので、子どもは何かと親の気を引きたがります。限られた時間の中で子どもへの対応に時間をとられて家事ができず、さらにイライラ。そんな自分に「本当はもっと子どもと笑って接してあげたいのに……」と後々落ち込んでしまうこともストレスの要因です。日々大変な親でも手軽にできるストレス解消方法である「涙活」を、本イベントで体験していただきたいと考えています。

■「親子で泣いてスッキリ＆ストレス解消！涙活イベント」概要

日時：2023年6月17日（土）1６時～1７時

会場：保育園「なちゅらVillage」（〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座3-7-3）

内容：

1. 涙の効用についてレクチャー

なぜ泣くとストレス解消になるのかの仕組みを話します。

2. 感涙動画上映

家族もの、恋愛もの、友情もの、アスリートものなどさまざまなジャンルの、2～3分の短い映像を8本流します。泣きのツボは人それぞれ。必ずどこかで泣くでしょう。

3. 手紙の朗読、絵本の読み聞かせ

映像よりも生声が泣きやすいという人もいます。泣きのツボは形式によって異なることもあります。

4. なみだ作文

親が子に、子が親に向けてそれぞれ感謝の手紙を書いて読み上げてもらいます。お互いにふだん言えないことを言葉にすることで涙を流すことにつながるでしょう。

5. 涙友タイム

涙活体験の気づきや感想を皆でシェアします。

＜吉田 英史（よしだ ひでふみ）プロフィール＞

1975年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから、「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。2013 年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で、東邦大学医学部名誉教授の有田 秀穂氏と創設。感涙療法士として、教育機関（生徒・先生・PTA 向け）、医療機関（医師や看護師等の医療関係者向け）、福祉施設（利用者、職員向け）、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。元高校教師・スクールカウンセラー。通称「なみだ先生」。主な著書に『涙活力（るいかつりょく）』（玄文社）。

「なみだ先生」公式ウェブサイト：http://www.tearsteacher.com/

「涙活（るいかつ）」公式ウェブサイト：https://www.ruikatsu.net/

「感涙療法士」紹介ページ（「涙活」公式ウェブサイト）：https://www.ruikatsu.net/kanruiryohoshi