TPCマーケティングリサーチ株式会社、欧米化学メーカーの戦略について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、
欧米化学メーカーの戦略について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆主要欧米化学メーカーを調査・分析したところ、2022年度の売上高は前年を上回っている企業が多い。ただ、この売上増は販売価格の上昇によるものであって、販売量としては苦戦を強いられている企業が散見された。
◆これは2022年の世界経済が、原材料価格やエネルギーコストの高騰、中国のゼロコロナ政策による需要停滞、建築・建設業界の不振などにより、軟調であったためである。また多くの企業が2023年の見通しとして、しばらくは前年と同様の市況が続き、回復基調に乗るのは後半に入ってからと予測している。その中にあって、各社は経営効率の最適化を図り、企業全体としての利益率を維持・成長させるための施策を講じている。
◆経営効率を最適化するために、短期的な動向管理としてコスト管理を徹底する企業もあるが、多くの各社が取り組んでいるのは、買収・売却による「選択と集中」である。これまでも各社の成長を支えてきた買収・売却であるが、近年は注力事業の取捨選択が、より明確で鋭角になっていることがうかがえる。
◆たとえば、Covestroは2021年にDSMの樹脂および機能性材料事業を買収したが、翌年2022年に売却した積層造形事業(3Dプリンティングプロセス材料)には、DSMから買収した事業も一部含んでいる。また、DuPontは、モビリティ&材料事業のほとんどを売却したが、自動車用接着剤などの主力事業は継続している。
◆このほか、大きな再編動向・計画としては、DSMとFirmenich(スイス)との合併によるdsm-firmenichの誕生、Solvayの「Power of 2 プロジェクト」(2023年12月までに、独立した2つの上場企業に分離する計画)が挙げられる。
◆こうした欧米化学メーカー各社の動向と戦略を明らかにすべく、当資料では主要14社について、業績状況(部門別・地域別売上高、営業利益、利益率)、R&D戦略(研究開発費・人員推移・R&D投資計画)、生産拠点投資状況、事業提携・再編動向、事業戦略の方向性の観点から、企業の成長戦略を調査・分析している。
【調査要覧】
Arkema BASF Celanese Clariant Covestro Dow DuPont DSM
Eastman Chemical Evonik Industries Henkel Huntsman LANXESS Solvay
【調査実査日】
2023年5月
<資料名>
2023年 欧米化学メーカーの成長戦略
―事業再編で経営効率の最適化を図る主要大手の最新動向―
https://www.tpc-osaka.com/c/chemical/mr410230611
発刊日:2023年5月31日 頒価:108,900円(税込)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com
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