最新!新作映画の情報源
メディアが多様化する中、映画ファンは映画情報をどんなメディアで取得しているのでしょうか?
前回の調査記事では、この10年での情報源のトレンドの変化を紹介しました。
今回は、新たに全国の15歳以上の男女651名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象にアンケートを実施し、新作映画の情報源とその特徴についてみてみます。
テレビが首位! SNSは若年層、ウェブサイトは中高年層の利用率が高い!
首位は「TVCM」「TV番組」となり、テレビが上位を独占しました。いずれかを選んだ人は67%に達し、映画ファンの3人に2人がテレビを参考にしています。“テレビ離れ”が叫ばれて久しいですが、各種調査でもいまだにテレビ視聴者は約9割を占め、順当な結果といえるでしょう。
続く2位にはウェブサイトがランクイン。2人に1人が利用しており、3位に「webニュース」、4位には「映画・エンタメ系webページ」が続く結果となりました。いずれも中高年層の利用率が高く、若年層の利用率が低い。ウェブサイトは中高年向けという結果は少し意外な印象があるかもしれません。
3位のSNSは3人に1人が参考にしています。項目数が多いため、票が分散していますが、「Twitter」が他のメディアを大きく上回っています。その他のメディアは「Instagram」の10位を筆頭に、「LINE」が14位、「TikTok」が15位にとどまりました。全体的に若年層の利用率が高く、「TikTok」や「インフルエンサーのSNS投稿」は若年層に特化しています。また、全体的にヘビー層(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)の利用率が高い点も特徴と言えるでしょう。
4位はラジオ・新聞・雑誌等のマスメディアですが、意外にも「ラジオ番組」は若年層が中高年を大きく上回り、ヘビー層の利用率が高い結果となりました。また、6位の「YouTube」は利用者の数はテレビと遜色はありませんが、情報源としては、テレビとまだ差があるようです。
【調査概要】
調査時期:2023年3月09日(木)〜2023年3月16日(木)
調査対象:計651名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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