圧倒的な水量!滝好きのあなたは絶対に行くべきイグアスの滝
アルゼンチンとブラジルの国境に位置するイグアス川。ここには全体の幅が2700m以上、最大の高さは80mで世界最大の水量を誇る滝、イグアスの滝があり、年間200万人が訪れる世界遺産に登録されています。
■イグアスの滝 1泊2日プラン
イグアスの滝は、大小約300の滝が横幅約4㌔に渡り、毎秒65,000トンという世界最大クラスの水量が流れます。1984年にアルゼンチン、1986年にブラジルの2か国によって亜熱帯地域と滝が世界自然遺産に登録されました。また、ナイアガラの滝、ビクトリアの滝と並んで世界三大瀑布と言われます。名前の由来は、先住民の言葉で「大いなる水」を意味します。白い水煙が立ち、水しぶきに虹のかかる姿は圧巻の景色で来訪者はその見たこともないスケールの自然の驚異に大興奮することでしょう。かつて米国のルーズベルト元大統領夫妻がこの滝を見たときに「おー、かわそうな私のナイアガラよ!」と嘆いたそうです。
ところで、この地には先住民のカインガング族の伝説があります。この村では悪の神ムボイに毎年美しい娘を生贄に捧げていたのですが、ある生贄が戦士と駆け落ちをし、カヌーで逃げました。それを知ったムボイは激怒して川底を引き裂き、二人をバラバラにした時に出来たのがこの滝です。確かに暴力的とも思えるその水量や落差の激しさはとても穏やかな神様の仕業ではなく、悪の神のなしえる業と思えます。
アルゼンチン側からはトロッコ電車に乗り込み、最終駅から歩いて15分ほど木道の遊歩道を歩きます。轟音が聞こえる滝の上の展望台「悪魔の喉笛(ガラガンタ・デル・ディアブロ)」に着きます。落差80mの滝つぼは圧倒的な迫力です。映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では手に汗握る冒険シーンの舞台として選ばれていましたが、実際に悪魔の喉笛では水しぶきや風が凄まじく、ずぶ濡れになることを覚悟しなければなりません。
ブラジル側からはトゥカーノと呼ばれる可愛い鳥がいるバードパーク、スリル満点の猛スピードで川を走るボートツアー、さらに10分間の空中から滝つぼを見学するヘリツアーがあります。筆者が搭乗したヘリではパイロットが滝つぼの上空でプロペラを止め、やや落ちかけたところを再起動する悪ふざけをし、とても肝を冷やした経験を持ちます。冷や汗や水しぶきでとにかくびしょびしょになることが多いイグアスですので、防水袋に入れた替えのTシャツは必携と思いました。
イグアスの滝は1日では楽しめません。ブラジルやアルゼンチンから2時間程度の飛行機で訪れることが出来ますが、広大な場所でもあり、見どころがとても多い土地なので1泊2日が定番になっています。マチュピチュやウユニ湖など南米には話題の観光地がたくさんありますが、イグアスの滝は滝好きの方はもちろん、南米旅行の絶対訪れるべき景勝地になっています。
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https://tabi-choku.com/plan/list/?area=4&country=31
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