鑑賞映画を厳選する傾向が強いのは…? 映画鑑賞に対する意識調査
今回は、映画ファンの映画鑑賞意識について考察します。
KIQ REPORTでは、全国の15歳以上の男女651名の映画ファン(半年に1本以上劇場で映画鑑賞をする人)を対象に、映画鑑賞に対する意識についてアンケ―トを実施しました。
映画館での鑑賞頻度が高い人ほど、流行に敏感で、映画館に行くことが習慣化
映画鑑賞時の意識・行動でもっとも多かったのは「興味がある映画は、映画館に必ず見に行く」で、次に「見たいと思っているが、タイミングを逃がすことが多い」となりました。両項目は裏表の関係にあり、興味がある映画を見たいという当たり前の意識に基づくものといえるでしょう。
注目すべきは3位以降で、映画鑑賞頻度別に特徴が見られました。
全体的にヘビー層(月に1本以上劇場で映画鑑賞する人)のスコアは高いのですが、特に「流行っていたり、口コミが良いもの」「映画館には習慣的に見に行く」では、ミドル・ライト層(2、3ヶ月~半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人)を大きく上回りました。流行や話題性に敏感で、映画館を身近に捉えて映画館に足を運ぶことが習慣化している人が多いのがヘビー層の特徴のようです。
女性の年代と職業による意識の差に注目!
次に性・年代や属性別に見てみると、男性は年代による意識の差はあまりありませんが、女性は年代や属性による差が大きく表れました。
中でも「映画館には習慣的に見に行く」は年代差が大きく、20代以下の若年層は高い反応を示し、30代以上や専業主婦層を大きく上回りました。
逆に「配信で良いものと映画館で見たいものを区別している」では女性30代以上や専業主婦層が高い割合を示しています。映画鑑賞意欲の強い若年女性に対し、30代以上は鑑賞作品を厳選する傾向が浮き彫りとなりました。
また、年代よりも属性の影響が大きく、専業主婦(夫)とそれ以外の意識に大きなギャップがある点も見逃せません。
【調査概要】
調査時期:2023年3月09日(木)〜2023年3月16日(木)
調査対象:計651名 (15歳~69歳の男女)
調査手法 :インターネット調査(FastAsk利用)
調査定義:映画ヘビーファン=月に1本以上劇場で映画鑑賞する人/映画ミドル=2~3ヶ月に1本程度劇場で映画鑑賞する人/映画ライトファン=半年に1本程度劇場で映画鑑賞する人
※本調査に関するフルレポートおよびコンサルタントもご提供可能です。ご希望の方はこちらまでご連絡ください。
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