TPCマーケティングリサーチ株式会社、東南アジアのプラントベースフード市場について調査結果を発表
この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、
東南アジアのプラントベースフード市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆東南アジア地域における市販用プラントベースフード(PBF)商品の市場は前年比12.1%増の936.8億円となった。このうち、約8割は豆乳などの代替乳が占める市場となっているものの、近年では代替肉など他の種類の市場規模が急伸し、市場全体におけるシェアを拡大している。
◆同市場では1950年代から豆乳メーカーが大きな市場を形成していたものの、2015年頃から代替肉など他の種類についても取り組む企業が登場。さらに欧米でBeyond MeatやImpossible FoodsといったPBF専業メーカーが認知を広げたことでトレンドが流入し、地場企業による参入が増加した。
◆これらの地場企業では欧米ブランドとの差別化を図る上で、食品添加物を抑えた商品や地元の作物を利用した安全性の高い商品の開発に注力。それらを積極的にラベルやパッケージで表記することで、自社ブランドの認知拡大に努めている。また、欧米と異なる宗教ユーザーを取り込むため、ムスリムや仏教徒のニーズに応えた商品製造を実施。これによって限られていた菜食の選択肢を増やし、新規ユーザーを獲得することに成功している。
◆2022年はコロナ禍の長期化に加えてウクライナ問題による燃料費の高騰などで輸入品を主軸としたPBFブランドの成長が鈍化。それらのシェアを奪う形で地場企業の代替肉ブランドが急速な伸長をみせている。また、海外企業でもNestleや日本のネクストミーツといった企業が現地向けの生産体制を整え、新製品の展開を加速することで市場成長に寄与した。
◆このように同地域における市場はまだ発展段階であるものの、その急速な成長率は国内外において投資家の注目を集めている。近年ではシンガポールやタイ、インドネシアなどのスタートアップ企業が資金調達に成功。これらの企業では2022年に大規模製造や急速な海外展開を実施し、各国の市場成長に貢献している。
◆当レポートでは東南アジアにおけるPBF市場成長の現状を国、種類、企業、ブランド、原料といった観点から分析。また、それらの市場が拡大している背景を調査し、海外PBF市場の将来性について情報を提供している。
【調査要覧】
<調査対象地域>
シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム 他
<調査対象商品>
代替乳、代替肉、代替乳製品、代替魚介類 他
【調査実査日】
2023年1月~4月
<資料名>
2023年 東南アジアのプラントベースフード市場
―スタートアップが多様なニーズ開拓に取り組み、PBF市場が活性化―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/food/mr110230607
発刊日:2023年4月17日 頒価:108,900円(税込99,000円)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com
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