生産不足の手漉き和紙原料ねり(トロロアオイ)を 家庭で育て、農家さん、職人さんに届ける!「わしのねり」プロジェクト始動
クラウドファンディングにて支援者・参加者募集!4/30(日)まで
企画屋かざあな(東京都港区、運営:スタイルプラス株式会社)は、みんなで和紙の原料を育てる「わしのねり」プロジェクト2023を埼玉県比企郡小川町で始動いたしました。
本プロジェクトは、生産不足となっている手漉き和紙に不可欠な原料“ねり(トロロアオイ)”を家庭で育て、埼玉県比企郡小川町のトロロアオイ生産組合や紙漉き職人さんに届けるとともに、和紙商品の開発や普及活動をするものです。一般家庭と原料生産農家、紙漉き職人が一体となって原料不足を克服し、手漉き和紙の存続の一歩につながればと考えています。
薄くて丈夫で保存性が高いことで世界的に知られている日本の和紙ですが、この薄くて丈夫な和紙を作るには、楮(こうぞ)等の植物の繊維のほかに、「ねり」が重要な役割を果たしています。その「ねり」の原料となる「トロロアオイ」という植物は、生産者の減少・高齢化により、生産量が不足しています。「わしのねり」プロジェクトは、手漉き和紙づくりに欠かせないトロロアオイを、一般の皆さまのおうちのプランターや家庭菜園で育てていただくものです。和紙づくりに使われるのは、トロロアオイの根っこの部分。皆さまに育てていただいたトロロアオイから抽出した「ねり」は、和紙商品開発に活かしていきます。
本プロジェクトは2021年より始動し、今年で3年目を迎え、これまでに全国津々浦々の141名の方にご参加・ご支援いただいた中、60名の方が根を育てきり、約100kgのトロロアオイを納品することができました。
しかし、家庭での栽培について、マニュアル化が進んできてはいるものの、まだまだ手探りなことも多く、農家さんや職人さんが求めている良質な規格内のトロロアオイを育てるには量も質も十分に満たせていません。
また、トロロアオイは農業で有名な小川町の農家さんでもしっかり育てるのが難しいうえ、手間の割に買取価格が安く、需要に対して生産が足りていない状況です。
薄くて丈夫で保存性が高いことで世界的に知られている日本の和紙ですが、この薄くて丈夫な和紙を作るには、楮(こうぞ)等の植物の繊維のほかに、「ねり」が重要な役割を果たしています。その「ねり」の原料となる「トロロアオイ」という植物は、生産者の減少・高齢化により、生産量が不足しています。和紙づくりに使われるのは、トロロアオイの根っこの部分。皆さまに育てていただいたトロロアオイから抽出した「ねり」は、和紙商品開発に活かしていきます。
「わしのねり」プロジェクト2023では、メンバー拡大とともに出荷率をあげて納品量の向上を図ります。また、もともと漢方や食料品としても使われたり、健康にも効用があるとされるトロロアオイを、和紙で使う根以外の茎や葉を活用した健康関連の商品化を図っていき、農家さんからの買取価格をあげる仕組みづくりを考えています。これにより、今までボランティアのような状態で育てていた農家さんが、本業として育てられるようにしていきます。
■プロジェクト参加者・支援者募集概要
本プロジェクトは、生産不足となっている手漉き和紙に不可欠な原料“ねり(トロロアオイ)”を家庭で育て、埼玉県比企郡小川町のトロロアオイ生産組合や紙漉き職人さんに届けるとともに、和紙商品の開発や普及活動をするものです。手漉き和紙づくりに欠かせないトロロアオイを、一般の皆さまのおうちのプランターや家庭菜園で育ててくれる方をクラウドファンディングにて募集いたします。
一般家庭と原料生産農家、紙漉き職人が一体となって原料不足を克服し、手漉き和紙の存続の一歩につながればと考えています。
<「わしのねり」クラウドファンディングページ>
https://camp-fire.jp/projects/view/655439
<締切日>
2023年4月30日(日) 23:59
■プロジェクトキックオフ講演
生産不足の和紙の原料「ねり(トロロアオイ)」をみんなで育てるプロジェクト「わしのねり」を開始するにあたり、2023年5月13日(土)埼玉県小川町の小川町の農園から、トロロアオイ農家さんをお迎えし、トロロアオイの育て方や小川町の農業についてのトークショーや畑見学をいたします。
<テーマ>
『農家さん教えて!トロロアオイの育て方伝授』現地寄合開催!』
日時 : 2023年5月13日(土) 14:00~16:00
開催場所 : 小川町内農園
参加申込みフォーム: https://www.kazaana.net/2023/04/18/20230419/
■企画屋かざあなとは
企画屋「かざあな」( https://www.kazaana.net/ )は、各地域で根ざした文化や伝統を次世代に、世界につなげるために応援しています。伝統工芸を元気にするため、職人さんと一緒に新商品や企画を考え実行しています。海外に視点を向け、和紙ノートはフランスのパリで販売中です。
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