シニア向けに門戸広がる保育の求人、未経験歓迎82.2%、70代歓迎36%
シニア求人メディア「シニアジョブ」の保育関連求人の傾向を調査、保育園長の求人も
シニア転職支援の(株)シニアジョブ(本社:東京都新宿区/代表取締役 中島康恵/以下、シニアジョブ)は4月20日、サービス提供するシニア専門求人メディア「シニアジョブ」に掲載されている保育関連の求人の傾向調査結果を発表しました。 70代や未経験者歓迎の求人が多い一方、資格が重視されやすい傾向があるとわかりました。
掲載求人の多くが保育士の求人で、また、保育士の求人では資格が重視され、70代など高い年齢や未経験者歓迎の傾向も保育士不足の表れである可能性があります。定年や最高の年齢上限なども高めに設定され、シニアが歓迎される傾向が見られます。
調査結果以外に、有資格者の保育関連求人への応募が少ないことや、園の送迎ドライバーの仕事、園での調理の仕事、園内看護師といった多様な求人があることについても、付記しています。
保育関連のシニア向け求人に関する調査のトピックス
50歳以上のシニアに特化した求人メディア「シニアジョブ」(https://seniorjob.jp/)において、2023年4月14日時点で掲載されている保育関連の求人139件について調査したトピックスが下記となります。
70代など年齢の高い層にも門戸が開かれ、一定数の資格や経験を問わない求人がある一方で、保育関連の求人の多くが保育士の求人であり、保育士に限れば未経験者は応募が可能なものの資格が必須となっている傾向があることから、保育関連業界では特に有資格者の不足が著しい様子がわかります。
また、定年や再雇用の年齢上限も総じて高めの設定である法人が多めで、雇用形態もパートだけでなく正社員のシニア採用もあることがわかります。保育園長といった管理・マネジメント職の求人もあります。
- 保育関連求人の約8割を保育士求人が占め、保育士不足が顕著
- 保育士求人は、未経験者歓迎が多いものの無資格OKの求人が少なく、資格が重視される傾向
- 保育関連求人で、定年65歳以上は53%、再雇用年齢制限なしは46%、僅かながら定年なしも
- 60代歓迎の求人は84%、70代歓迎も36%と、比較的高い年齢まで働き続けやすい
- 雇用形態はパートが65%、正社員が30%とパートが多いが正社員の求人もある
- その他、保育園長の求人もある
保育関連のシニア向け求人に関する調査結果
シニア専門求人メディア「シニアジョブ」に掲載されるシニア向け保育関連求人の傾向調査結果を以下に列挙します。
- 保育求人全体では、パートの求人が65.5%ともっとも多いが、正社員の求人も30.9%と一定数ある
- 保育求人全体では、60代歓迎が84.2%、70代歓迎が36%と、幅広い年齢を求めている
- 保育求人全体では、未経験歓迎が82.2%、無資格OKが19.4%、未経験無資格OKが10.8%と、経験よりも資格が求められやすい
- 保育求人全体では、定年なしは少ないものの、定年65歳以上、再雇用65歳以上、再雇用後の年齢制限無しがいずれも求人の約半数を占める
- 保育士の求人が全体の78.4%を占め、保育士不足を表している
- 保育士の求人では、他の職種にはない契約社員の雇用形態が4.6%見られる
- 保育士の求人では、無資格OKが4.6%、未経験無資格OKが1.8%と極めて低く、有資格者が求められていることがわかる
- 保育士の求人では、定年65歳以上が56%、再雇用年齢制限なしが50.5%と高くなっており、65歳以上では再雇用となって長く働き続けられる可能性がある
- 保育補助の求人は全体の15.1%にとどまり、無資格で働ける仕事であるが多くないことがわかる
- 保育補助の求人は、パートが100%で、正社員の求人はない
- 保育補助の求人は、60代歓迎が95.2%、70代歓迎も47.6%と高く、年齢が高くとも活躍しやすい
- 保育補助の求人は、無資格OKが76.2%、未経験無資格OKも33.3%と、多くの人にチャンスがある
- 幼稚園教諭の求人は、正社員が66.7%、パートが33.3%と正社員の求人割合が高い
- 幼稚園教諭の求人は、60代歓迎が66.7%だが70代歓迎がない
- 幼稚園教諭の求人は、未経験無資格OKが66.7%と、意外と無資格でも働ける
- その他の仕事はすべて保育園長の求人で、無資格未経験でも可能
上記に挙げた以外に、十分なサンプルが得られなかったことで調査結果に加えなかったものの、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」に掲載されるシニア向け保育関連求人へ応募したシニア求職者や、登録しているシニア求職者で保育士や幼稚園教諭の有資格者についても調査しています。
シニア向け保育関連求人へ応募したシニア求職者は、無資格者・未経験者の割合が多く、反対に保育士や幼稚園教諭の資格を持つシニア求職者では、保育以外の求人への応募や、登録のみで求人応募を行っていない割合が多い結果となりました。
調査概要
シニア専門求人メディアにおける保育関連求人の傾向調査
- 調査日: 2023年4月14日時点
- 調査機関: 自社調査
- 調査対象: 上記調査日時点で、シニア専門求人メディア「シニアジョブ」に掲載されている保育関連の求人139件(※1)(※2)(※3)
- 対象地域: 全国
- 調査方法: 上記調査対象に関する社内データを集計し、傾向を分析
(※1)調査対象には、過去に掲載しており、上記時点までに掲載を停止・取り下げているもの、および上記時点で掲載に至っていないものを含まない
(※2)調査対象には、園の送迎ドライバー、園での調理、放課後デイサービス、園内看護師の求人等を含まない
(※3)同一法人が複数拠点、または複数職種など複数の求人を掲載している場合もある
シニアジョブ 代表取締役 中島康恵からのメッセージ
シニア専門求人メディア「シニアジョブ」では、採用決定まで採用コストがかからず、しかも最終的に採用時にかかる費用も低価格のため、人材不足の職種やあまりにもニッチでなかなか採用できない職種など様々な職種のシニア向け求人が掲載されています。保育関連の求人を多数掲載いただいているのも、深刻な人材不足の状況が反映されているのでしょう。
実は保育・幼児教育に関連した求人は、代表的な資格でもある保育士、幼稚園教諭以外にも様々なものがあります。無資格でも勤められる保育補助もありますし、今回の調査には含めていませんが、保育園の給食の調理の仕事や、送迎バスの運転手もあります。園内看護師の求人もあります。
様々な職種で求人が増えている中で、今回、保育・幼児教育に直接関わる仕事の求人の傾向を調べてみたところ、職種にもよるものの、未経験や70代でも歓迎の求人が多いのは予想通りでした。保育士や幼稚園教諭の有資格者のシニアの方も、資格のない方も諦めずに応募していただけたらチャンスにつながると思います。
シニア専門求人メディア「シニアジョブ」について
50歳以上のシニアに特化した求人サイト事業として、2022年8月にオープンしました。求人の対象が主に50歳以上になることを了承した企業のみが求人を掲載しており、また、求人企業の平均年齢や、50代・60代・70代以上の勤務人数といったシニアの活躍情報がわかるなど、シニアが安心して応募や就職活動ができる機能が揃っています。
求人企業も初期費用無料、成果報酬制で、採用決定までは、求人を何件掲載しても無料で使用できます。
お仕事をお探しのシニアの方や、シニア人材採用をお考えの企業の採用担当者の方は、サイトからご登録・お問い合わせをお願いいたします。
- お仕事をお探しのシニアの方はこちら https://seniorjob.jp/
- 企業の採用担当者の方はこちら https://seniorjob.jp/landing/client/lp-02/
【会社概要】
代表 : 代表取締役 中島 康恵
本社 : 東京都新宿区大久保2丁目5−22セキサクビル8F
URL : https://corp.senior-job.co.jp/
事業内容 : シニアの人材ビジネス提供
運営サイト:
シニアジョブ: https://seniorjob.jp/
シニアジョブエージェント: https://senior-job.co.jp/
シニアタイムズ: https://senior-job.co.jp/magazine/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社シニアジョブ 広報部 安彦(あびこ)
TEL:080-4107-5851 e-mail:m-abiko@senior-job.co.jp
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